キット製作 アメリカ M26装甲戦車回収車 タミヤ MM244 その2
前回の続きです。
こちらは完成品を購入して、14年間も放置しておりました。
先日、ふと思い立っていじり始めましたのですが、写真の状態では、いかんせん塗装するのも、前回のウインチを取り付けるのにも無理があります。
今回手を入れるにあたり、ネットで調べたところ、キャビンを載せているだけという記事を見つけました。
これがきっかけとなり、思い切ってキャブを外してみることにしました。
その結果がこちら。
いや~、前回も書きましたように、こちらはガッチリと接着されているので、キャブを取り外すのは、実に大変でした。
ほんと部品が壊れるんじゃないかって。
しかし、タイヤハウスとキャブがほとんど接着されていなかったので、なんとか外れました。実にラッキーでした。
ひやひやものでしたよ。
外したキャブの裏側です。
上写真のように運転席も良く出来ていますし、これが見えなくなってしまうのは、何とももったいないですね。
キャブが外せたメリットは、キャビンの中が見えて、塗装できるだけではありません。
ウインチをある程度、塗装してから取り付けられますし、また前回ウインチ取り外し時に折ってしまったキャブ後面のサーチライトをボディに取り付けてから、シャーシーにセットできます。
そうでないと、ウインチをつけてから、キャブ後面板にサーチライトをつけることになり、塗装や組み立てが甚だやりにくくなります。
苦労して外した甲斐がありましたね。
ところでキャブを外す作業中に、ドアが外れてしまいました。
ならばということで、キャブの装甲ハッチを外してみました。
ドア部や側面は外れましたが、右側面はがっちり接着されており、壊れそうなので外すのを諦めました。
一番参ったのが前面で、窓ガラスが接着されているため、これを外さないと、装甲ハッチが外れません。
ガラスの材質は脆いので、外している最中にヒビが入ってしまいました。
もっとも窓ガラスが接着剤で曇っていたので、窓セルで作り直すことにします。
前面ハッチを外すのは本当に大変でした。
それでも右側は外れたのですが、運転台側は下面がガッチリと接着されており、うまく取れず、下面が欠けてキャブ窓枠に残ってしまいました。
キャブ窓枠もカッターと接着残で傷がついてしまいました。
ただし、こうなる危険があることは、はじめから織り込み済みなので、後で修正することにしました。
なお、写真の窓枠は修正後で、下面に瞬接を盛って削ってあります。
外した部品です。
右中は前面ハッチの受けですが、よく外せたなと思います。
窓ガラスは、接着剤で曇っていました。
右は外す際に上の方にヒビが入ってしまいました。
前面ハッチ右側は下面ががっちり接着されており、下面がキャブ側に残ってしまいました。
装甲の薄さを表現するために、展視孔から下が薄くなっているのですね。
仕方ないので、欠けた部分を整形し、プラ板で継ぎ足しました。
右の前面ハッチの受けですが、下側の接着部が折れて、キャブに残ってしまいました。
そこでキャブには改めて取り付け穴を開けなおしました。
四角い穴ですのでまず丸穴を開けて針で突くと、もとの四角の穴になりました。
一方、窓受けの取付部には、0.5mmプラ板で受けを自作し取り付けることが出来るようになりました。
というわけで破損もありましたが、なんとかボディを外すことが出来ました。
これにより、塗装や組み立てがすごく楽になりました。
少しは作業が進行した……かも。
2021/10/23 記
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