DB103のKleines Modellmuseum Ep. IV

こちらでは模型鉄道以外の模型記事を書いています。模型鉄道関連は本店にお越し下さい。

キット製作 アメリカ M26装甲戦車回収車 タミヤ MM244 その2

 前回の続きです。

 こちらは完成品を購入して、14年間も放置しておりました。

 先日、ふと思い立っていじり始めましたのですが、写真の状態では、いかんせん塗装するのも、前回のウインチを取り付けるのにも無理があります。

 今回手を入れるにあたり、ネットで調べたところ、キャビンを載せているだけという記事を見つけました。

 これがきっかけとなり、思い切ってキャブを外してみることにしました。

 その結果がこちら。

 いや~、前回も書きましたように、こちらはガッチリと接着されているので、キャブを取り外すのは、実に大変でした。

 ほんと部品が壊れるんじゃないかって。

 しかし、タイヤハウスとキャブがほとんど接着されていなかったので、なんとか外れました。実にラッキーでした。

 ひやひやものでしたよ。

 外したキャブの裏側です。

 上写真のように運転席も良く出来ていますし、これが見えなくなってしまうのは、何とももったいないですね。

 キャブが外せたメリットは、キャビンの中が見えて、塗装できるだけではありません。

 ウインチをある程度、塗装してから取り付けられますし、また前回ウインチ取り外し時に折ってしまったキャブ後面のサーチライトをボディに取り付けてから、シャーシーにセットできます。

 そうでないと、ウインチをつけてから、キャブ後面板にサーチライトをつけることになり、塗装や組み立てが甚だやりにくくなります。

 苦労して外した甲斐がありましたね。

 ところでキャブを外す作業中に、ドアが外れてしまいました。

 ならばということで、キャブの装甲ハッチを外してみました。

 ドア部や側面は外れましたが、右側面はがっちり接着されており、壊れそうなので外すのを諦めました。

 一番参ったのが前面で、窓ガラスが接着されているため、これを外さないと、装甲ハッチが外れません。

 ガラスの材質は脆いので、外している最中にヒビが入ってしまいました。

 もっとも窓ガラスが接着剤で曇っていたので、窓セルで作り直すことにします。

 前面ハッチを外すのは本当に大変でした。

 それでも右側は外れたのですが、運転台側は下面がガッチリと接着されており、うまく取れず、下面が欠けてキャブ窓枠に残ってしまいました。

 キャブ窓枠もカッターと接着残で傷がついてしまいました。

 ただし、こうなる危険があることは、はじめから織り込み済みなので、後で修正することにしました。

 なお、写真の窓枠は修正後で、下面に瞬接を盛って削ってあります。

 

 外した部品です。

 

 右中は前面ハッチの受けですが、よく外せたなと思います。

 窓ガラスは、接着剤で曇っていました。

 

 右は外す際に上の方にヒビが入ってしまいました。

 前面ハッチ右側は下面ががっちり接着されており、下面がキャブ側に残ってしまいました。

 装甲の薄さを表現するために、展視孔から下が薄くなっているのですね。

 仕方ないので、欠けた部分を整形し、プラ板で継ぎ足しました。

 右の前面ハッチの受けですが、下側の接着部が折れて、キャブに残ってしまいました。

 そこでキャブには改めて取り付け穴を開けなおしました。

 四角い穴ですのでまず丸穴を開けて針で突くと、もとの四角の穴になりました。

 一方、窓受けの取付部には、0.5mmプラ板で受けを自作し取り付けることが出来るようになりました。

 

 というわけで破損もありましたが、なんとかボディを外すことが出来ました。

 これにより、塗装や組み立てがすごく楽になりました。

 少しは作業が進行した……かも。

 

2021/10/23 記

 

 

 

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