DB103のMiniature World Ep. IV

ドイツ型HO、日本型N、アメリカ型Nなど模型鉄道を気軽に気楽に楽しんでおります。どうかよろしくお願い致します。

24系寝台特急「ゆうづる」入線 (KATO 10-811/812)

 

 昨年9月に予約したものが、昨日、入線しました。

 

 

 24系の原型車は初めてです。

 

 

 添付部品はこれだけですね。

 まだ、開けたばかりで、カプラーも交換していませんが、取り急ぎ紹介します。

 

 EF80は持っているので、運転が楽しみですね!!

西ドイツ国鉄 DB Köf II小型ディーゼル機関車 BR 323 874-8号機 (BRAWA 0484)

 
 今日は西ドイツ国鉄 DBの小型ディーゼル機関車 Köf IIを紹介します。
 

 

 Köf IIは、ドイツ国鉄 DRGが開発した小型ディーゼル機関車です。

 

 

Köf II 主要諸元

 バッファ間距離:6,750mm、ガソリン/ディーゼルエンジン、128PS、速度30/45km/h、重量17t。

 なお、Köfとは、K:小型、ö:内燃機関、f:液体変速機を表すそうです。

 

 

 鉄道輸送の主役が客貨車のドイツでは、各種の入換機の根強い需要があります。

 それは、2010年代においても新型の重入替機261型が投入されていることからも明らかでしょう。

 さて、現在のドイツの鉄道は、欧州各国を行き来する幹線の重貨物列車が鉄道の主役となっているようですが、戦前期においては、支線区も含め輸送の王者だったことは疑いがありません。

 そんな中、1930年頃、DRGは実用の域に達していた内燃機関を使用した2種類の小型機関車(Leistungsgruppe I(50PS以下)及び、Leistungsgruppe II(51~150PS))を計画しました。

 

 

 日本では移動機に分類される分類されるべきこれらの小型機は、二軸貨車全盛時代には、根強い需要があったのでしょう。

 そして取扱い、保守や始動の容易さ、取扱い環境等から蒸気機関ではなく、内燃機関が選定されたものと思います。

 なお、Leistungsgruppe IIにはドイツが得意とするAkkulok……日本では鉱山鉄道等でしか見られない充電式……も実用化されています。 (BR Ks 後のBR 381及びBR 382)

 

 

 それで、今回紹介するのはLeistungsgruppe II Köf II です。

  1932年の試作車から、何と1968年までの36年!の長きに渡り、概ねこの古めかしいスタイルのまま、総計で2,000輌以上(DRG、DB、DR、私鉄、国防軍軍需産業等)が製造されたようです。

 残念ながら、Web上の情報はまちまちで、正確な数値はわかりませんでしたが。

 ディーゼル機関車の第2位はV 60の942輌、第3位はDR 130系の873輌となりますので、文句なく第1位ですね。

 DBAGでは1999年に引退したようですが、私鉄機や1,000mm軌間対応機はいまだに現役ですし、動態を含めた保存車も多数存在します。

 

 以上、WIkipedia DR-Kleinlokomotive Leistungsgruppe II より引用、参照いたしました。

 

 

 さて、ドイツ全土で見られたKöf IIですが、ModellbauーWikiによりますと、移動機という特殊な車輌だけに模型化された数は決して多くはありません。

 それでもHOでは、BRAWA、Märklin/TRIX、LENZ、IIm:LGB、I:Märklin、N:Arnoldから発売されており、どれもよい出来のようです。

 以前のK.Bay.Sts.B BB IIの記事にも書きましたが、欧州製品は小型機に対し思い入れの強いものが多いように感じますね。

 

 

 さて、本題のHOでは古くからBRAWAの製品が発売されておりましたが、さすがに大昔のものだけに出来の方は大時代的なものでした。

 Webで調べた限りでは、BRAWAの旧製品の発売年はわかりませんでしたが、その前身がSommerferdtの1955年!の製品ということがわかりました。

 65年も前から移動機が発売されていたとは……、欧州型、恐るべしですね。

 

 

 それから30年経った1985年にこちらのBRAWA製品が発売されました。

 BRAWAは、DB、DRG、DR、それに私鉄など、実に多様なバリエーションを発売しておりますが、うちのはDB エポックIVで、冬季の作業性改善のためにドアを取り付けたタイプです。

 

 

 発売当時、"Supermodell"と銘打っていただけあって、すばらしい出来の製品だと思います。

 二軸の無蓋車よりも背が低い全体の感じを大変よく表現していると思いますし、小さなモデルですが重量感があります。

 塗装もきれいですし、主要構造がダイカスト製ということも一役買っているのでしょう。

 

 

 ご覧の通り、メーカーズプレートの印刷、給気グリル、ブレーキ用エアタンクの配管やリベットなどの細部が大変よく出来ております。

 手摺が金属というのもシャープでいいですね。

 バッファーは大変実感的で、更にスプリングで可動します。

 さすがにライトは点灯しませんが、レンズがはめ込まれています。

 LEDが一般的でなかった時代ですので、下手に電球をつけてバランスを崩すよりは、私はこれで十分と思います。

 時代的に車輪が黒染めではないのが残念ですね。

 小型機故に映えると思いますので。

 

 

  グリルがきれいに抜けていて、中の給気ファンが見えるのがかっこいいですね!

 このファンは、ROCOのKöf III(BR 333)同様、モーター軸に直結されており、回転します。

 車が停まってしまうと回転も停まってしまいますが、面白いギミックだと思います。

 

 

 キャブビューはこのようになっています。

BRAWAは写真のようなダミー連結器が付いていました。

 実感的ではありますが、これでは列車は牽引できませんね。

 確かフック式が付属しているはずです。

 

 

 ROCOのBR 333とは異なり、車軸は固定です。

 そのためか、集電不良になりやすい傾向にあります。

 それでも、ダイカスト製のため重量があり、また車輪幅がそれなりにあるせいか、超小型機にしては集電はよい方だと思います。

 また、集電不良は車輪の汚れだけでなく、集電シューがむき出しで、埃を食いやすいということもありますので、注意してください。

 

 

 さすが欧州型と思うのは、ギア比が十分で、かつギアの精度が高いので、速度の変化なく、スケールスピートで走るのはさすがと思います。

 この手の小型機は、ギア比が取れずラビットスタートになったり、トルク不足で特急電車並みの速度でないと連続走行できなかったり、カーブで速度が落ちたりするものなど、実感的な走行ができない製品を多々見かけますので。

 何しろ実車は最高45km/hですから。

 このような小型機が80km/hで走ったら興醒めですよね。

 

 

 モーターはNゲージ用のような小型で、何かマイクロのモーターに似ていますので、モーター自身の性能は大したことはないのでしょう。

 走行音はそれなりにしますが、うちのは後進の方が静かに走ります。

 製品化の時代的にアナログです。

 

 

 ほとんど紹介されることのない機種と思いますが、大切にしようと思います。

 

 

BRAWA 0484 2004年5月16日 入線

 

2020/2/19記

 

 

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お前もか! DBAG 234 304-4ギア割れ BRAWA 0411

 先日の記事のFSの電車、売れましたね。

 それも結構な価格でした。

 おそらく走らせない方なんでしょうが、つぎ込みますな。

 殆どの方にとって、ギア割れの修理は相当、ハードルが高いと思いますので。

 それはともかく、ギア割れは相当重大なトラブルですので、過去の記事ですが、再録しておきたいと思います。

 

 

 過日、思い立ってBRAWA BR 234を出してみました。

 めったに出さない車両なので、本当に久しぶりのことです。

 

 そうしたらですね、例の不吉な音がしたんです。

 嫌な予感がしましたので、ギアカバーを外し、車輪を取り外してみると、なんとまた駆動ギアが割れていました。

 

  

 それでギア付車輪はLimaのような構造でした。

 これならば前回の方法で行けると思い、まず歯の直径を図ってみると……、約7mm。

 先日使用したT社の12Tが使えそうです。

 

 

 そこで軸から車輪を抜こうとしたのですが、はたと気づきました。

 車輪が絶縁されておらず、おまけに車軸に軸受けの金属が取り付けられています。

 そうなんです。

 BR 234の車輪って、車軸が分割されており、プラのギア部品で接続しているんです。

 ちょうどKATO製品みたいに。

 いずれにしても、欧州型では他で見たことのない構造です。

 

  

 そうなりますと話が違ってきます。

 割れてしまった部品は、車軸を保持する役目があるので、長さが必要です。

 ですが……、T社の12Tは厚みがありますが、それでもこの部品の約半分しかないのです。

 さらにギアボックスの幅には制限があるので、ギアの厚みが厚いのではだめなのです。

 まず考えたのは、穴あきプラ丸棒で軸を作って車輪を固定し、そのプラ棒にギアをはめることでした。

 ですが、まず第一に、精度の高い穴あき丸棒は日本では入手できません。

 タミヤのプラ棒は透明で強度が低くい上に脆くてだめ、エバーグリーンの丸棒は絶望的に精度がないので、芯が出ません。

 さらにはエバーグリーンの丸棒でも直径が3.2mmもあるのです。

 これを通す穴を12Tに開けたら、ギアの強度が極端に下がってしまいます。

 また、プラ棒とギアは接着できません。

 これではだめだとあきらめかけましたが、試しに2.4mm穴の他のギアの両側に車輪を差し込んだら、何とか行けそうです。

 そこで、1.9mm穴の12Tを拡径して、何とかこんな形にしました。

 最初、2.4mmで作ったら、少し緩かったので、2.3mm穴とするとなんとかできました。

 

 

 元のギアに比べると、保持する部分の長さが短くなっておりますので、強度的には不安ですが、なんとか走りました。

 また、やや音はしますが、特に問題は生じておりません。

 あと、1.9mm穴を2.3mmに拡径するのは、思いの外、難しかったです。

 今回、2、2.1、2.3の三段階で拡径しましたが、穴が曲がってしまいました。

 拡径作業には、やはりリーマーを使わないと駄目なようです。

 なお、ドイツのフォーラムには、BRAWA製品は経年により、このようなトラブルが生じることが記してありました。

 確かに同社のTalentのギアが経年で割れてしまトラブルはよく知られています。

 実際に、走行不能で中古屋に並んでいたのを何度も見かけました。

 あわてて、うちの他のBRAWA製品を確認しましたが、BR 229がやや怪しいですが、他は今のところは大丈夫でした。

 ただ、ようやく入手したE 95も割れるとありましたので、恐怖でいっぱいです。

 それとドイツ語の斜め読みでは、BRAWAにクレームを付けたが、なしのつぶてだったそうです。

(まちがってたらごめんなさい)

 こいつ、中国製品で裏側に「QC PASSED」なんてシールが貼ってありますが、経年で割れてしまうようなギアで、よくもそんなことが言えるなって思いました。

 さらにはドアが開いたりするんですが、そんなのよりもこっちをきちんとしろって言いたいです。

 

 

 皆様も中古購入時にはギアが割れていないか、十分ご注意ください。

 と言いますか、BRAWA製品は経時でギアが割れるものが多いことを理解してから、購入した方がいいですよ。

 私のように知らないで買って、後で腹をたてるのは無駄ですから。

 

<付記>

 その後、当方所有のBRAWAの蒸気機関車K.Bay.Sts.B S 2/6のテンダ車輪の軸も割れました。

 何故かショートするので調べたところ、台車から車輪が脱落してわかりました。

 この車両も全く同様な構造で、KATO製品みたいに、絶縁軸で車輪を保持しています。

 この軸は径が1.8mmくらいしかない細いパイプなので、入手の見込みがありません。

 動力軸ではないので、接着して仮補修しました。

 BRAWAの蒸機はとても高額ですが、BR 234同様、やはり材質がとことんダメなようですね。

 ということで、同社からは魅力的な機関車が多く発売されていますが、こんな問題があるのでは、私はもう買わないですね。

 こんな高額商品がクソ材質ではお話になりません。

 

 なお、私が実体験したわけではありませんが、PikoのICE 3もよくギアが割れるそうです。

 ドイツのフォーラムに記事がありましたし、某オクにはギア割れのICE 3が複数回出ていました。

 ギアは模型鉄道の命とも言える重要部品なのに、こんなことでは困ります。

 もっと良くないと思うのは、このような重大な情報があまり表に出てこないことですね。

 

<付記2>

 この製品にもいいところがあります。

 それは車体の外し方で、写真のようにバッファーを抜くだけで簡単に外れます。

 これは非常に優れた方法であり、他社もぜひ追随して欲しいですね。 

 

 

2003年7月16日 入線

 

2015年7月14日 記、2020年2月11日 追記の上、再録

ギア破断トラブル 再び……

 先日、RivarossiのFSの電車を買うことになりました。
 さっそく届いたので、試運転をしたところ妙に揺れるのです。
 走り自体は重い感じではなかったので、編成にしてみました。
 すると、不吉な音がするのです。
 そう、定期的にギアが引っかかるような音です。
 これはと思い、ただちに車両を停めて点検したところ、案の定、ギアが破断していました。
 

 

 欲しかった車なので、もうがっかりですよ。

 昨日アップした記事の通り、このトラブルは昔から起きており、私もひどい目に会いました。

 それにしてもこの車、元を辿ればLima製品ですが、このギアは、34年前と何も変わっていません。

 SBB Gottardは改良されたという話もあったんですが。
 多分、同じでしょうね。


 破断の原因は、ギアの材質が悪くて、

1)経年で収縮する

2)脆くなる

ことだと思います。

 しかしもっと根本的な問題として、歯数が少なく、ギア径が小さいことから、力がかかる上に、ギアの厚みが薄く、強度が小さいこともあるかもしれません。

 いずれにしてもギアの材質が劣悪なのは確かでしょうね。

 タミヤミニ四駆のギアの方がよほど高級材質を使っているように感じます。

 何よりもLimaのギア割れは大昔から欧州でも問題になっていますが、何ら対策が取られていないことには、ほとほと呆れました。

 高額な物ですので何とかして欲しいです。

 

 なお、今回は返品が効いたので助かりましたが、普通は泣き寝入りしかありません。

 昨日の記事のように、ギア破断は、修理しようにも、ギアも車輪抜きも、まず入手は不可能と思います。

 

 やはり「君子危うきに近寄らず」なのでしょう。

 皆様も十分ご注意下さいね。

ギア破断トラブル、ついに修理完了!

 今回は2015年の記事の再録となります。

 

 
 長年悩んでいた問題に対し、ついに一定の解決を見出す事が出来ました。

 今から約8年前のことですが、LimaのSBB RAeゴッタルトの走行ギアが割れてしまい、まともに走らなくなってしまいました。 

 

 

 走行時に、定期的に異音が発生し、引っ掛かかるような感じがあるのです。 

 このトラブルは以前、ROCOのDB BR 169で経験しておりましたので、あわてて確認しますと、案の定、車軸に取り付けられている走行ギアが割れておりました。 

 

 

 右端の動輪は割れを食い止めるために、真鍮線でギアを縛っています。

 しかし却って縛った部分が台車に当たって、異音の原因となってしまいました。

 

  

 写真のようにLimaの走行ギアは、2.5mmの金属の車軸にプラ製のギアがはめ込まれておりますが、樹脂が劣悪で、経年で収縮してしまうため、耐え切れずに破断したと思われます。

 

 

 こちらは機関車用のギアです。

 破断線がよくわかると思います。 

 

 案の定、この製品だけにとどまらず、同様な車軸ギアの破断トラブルが頻発しました。 

 

 

 白いギアはGützoldです。

 
 具体的には、Limaが2輌(DB BR 120、ÖBB BR 1042.5)、Gützoldが4輌(DR BR 19、BR 155、BR 252、DBAG BR 156)、そして以前経験したROCOのBR 169です。  

 

 

 交換部品があれば修理は簡単ですが、そうは問屋が卸しません。 

 と言うのも、Limaはとうの昔に倒産しており、後継会社に対してもアフターなど全く期待できませんし、Gützoldにしても会社はありますが、部品を注文する方法がわかりませんでした。 

 一番簡単なのは一切合財諦めて売却してしまう方法でしたが、欧州型中古暴落の中、難ありのLima製品など価格がつくはずもありません。 

 それと、Limaには少々思い入れがありました。 

 私がこの道に入った1980年代、日本で欧州型を扱っている店は非常に少なく、とても高いものでした。 

 極端なことを言えば、現地価格の2倍3倍なんてこともあったくらいです。

 従って、めったに売っておらず、おまけに高いドイツ製品など、私にとってなかなか買えるような代物ではなく、当時精度を増していたLima製品は大いなる味方でした。 

 ただし、1980年代のLima製品は、走りがあまりにも貧弱でした。 

 カルダンドライブで全軸駆動ながら、走りの方はお粗末極まりなかったのです。 

 その原因は劣悪極まるモーターでした。(及び巻線抵抗式のパック) 

 そこで思い切って、当時日本型の間で流行していたCanonモーターへの改造にトライしてみたのです。 

 すると……、どうでしょう。 

 あの貧弱極まりなかった走りが、まるで別製品のように改善されました。 

 最初ÖBB BR 1042.5、それからSBB RAe、DB BR 120の順で行ったように記憶しております。 

 その後、ROCO製品にも同様のモーター交換を行いましたが、Lima製品ほどの改善は見られませんでした。 

 

 中でもSBB RAeには本当に(悪い)思い出が沢山あります。 

 私は、昔、絵本などによく出ていたこの車両が大好きで、1986年の発売当時に買いました。

 当時、確かKATOのNもありましたが、4万円!と手の出るような代物ではありませんでした。 

 こちらは4連で2.5万円、川崎の共立工芸で買ったように記憶しております。 

 しかし、この製品は巡り合わせが悪いのか、爾来、今日までひどい目に何度も会いました。 

 まず、最初からして上手く行きませんでした。 

 この製品はどういうわけか現在のデジタル電車のように連結しないと走らないんです。 

 動力車は片側集電で、他のT車から反対側を集電しているのですね。 

 従って向きが反対だと動かないんです。 

 どうしてこんな変なシステムにしたのかわかりませんが、電極を兼ねた連結器が外れやすい。 

 おまけに某外国形専門有名模型店の広告とは全く違い、走りがとても悪いのです。 

 フライホイールらしきものを装備していますが、何の役にも立っておりません。 

 でも、それはまだ我慢の範囲。

 まずM車が箱の発泡スチロールの害により、当たり面の赤が薄くなってしまいました。 

 あまりにも状態がひどいので、思い切って部分塗装しましたが、赤はきれいに塗れたものの、マスキングが上手く行かず、クリームまではみ出してしまい汚くなってしまいました。 

 それからTc車のダイオードが何度も切れました。 

 こんなトラブル続きでは今だったら手放してしまったかもしれませんが、それでもCanonモーター換装後は、快調に走るので気に入っていました。 

 第一、更新しようにも、SBB RAeはLimaが倒産したこともあり、かなりレアな存在だったんです。 

 それで、購入してから約20年後の2007年に偶然、某店に4連の基本の中古が出ました。 

 価格もまあまあ、程度もよかったので喜んで購入しましたが……、購入後、ギア割れに気づきました。 

 もうがっかりです。 

 しかしこの頃はまだレア感があり、私の保有していた決して程度の良いとは言えないリペイントを含む4連も、結構な金額で売れたのが唯一の救いでした。 

 これ以上のギア破断を防ぐために、上記のようにプラギアの軸を真鍮線で縛ったりしましたが、異音は全く弱まることがなく、このままでは他まで壊れてしまうので、以降、寝ていることが多くなった次第です。 

 話を戻しまして、メーカーから代替部品を入手できないとなりますと、類似品を探し、何とかするしかありません。 

 しかし、以前にも書きましたが、Limaの動力車軸は、10歯、軸径2.5mmという特異な仕様であり、少なくとも唯一入手可能なROCO製品(軸径2.0mm)が転用できません。 

 おまけにRAeはギアがセンターからずれておりますので。 

 いよいよ方法が無くなってしまい、修理しかなくなりました。 

 

 ところで、修理自体は実に単純明快です。 

 1)車輪を軸から抜く。 

 2)新しいギアを挿入する 

 3)軸に車輪をはめる。 

 たったこれだけのことに過ぎません。 

 しかし……、こんな簡単なことが実に難しかったのです。 

 まず、車輪を破損させずに抜く方法がわかりません。 

 力ずくでは軸を曲げたり、車輪を壊してしまいます。 

 そこで、トレトレをはじめ、思いつくところで質問しましたが、大変残念なことに、全く情報を得ることが出来ませんでした。 

 それでも、いろいろ探した結果、ウォームギア抜きというものを知り、実際にラジコン屋で見ましたが、径が違い過ぎて車輪を咥える事が出来ませんでした。 

 押し出しピンも貧弱極まりなかったですし。 

 更に調べるうちにNWSL社の車輪抜きというものがあることを知りましたが、これとて入手はかないませんでした。 

 あきらめかけたところで、今年になってもう一度探してみるとマイクロプーラー(メーターの針抜き)というものがあり、これが使えそうなことがわかりました。 

 たまたま偶然が重なって、メーターの針抜きを勤務先の方にお借りすることができたんです。 

 

 

 そこで試したところ、あれだけ長い間悩んでいたものが、いつも簡単に抜く事が出来ました。 

 全く道具というものはすごいものですね! 

 

 

 ただ、お借りした針抜きは簡単な構造であったため、強く嵌合している非絶側はフレームが変形してしまい、抜く事が出来ませんでした。 

 そこで、絶縁側を抜いたところ簡単に車輪を外す事が出来ました。 

 割れてしまった歯車は、いとも簡単に抜けてしまいました。

 これじゃあ空回りもするわけです。 

 これでまず第1段階をクリアすることができました。 

 

 そうなりますと、次は歯車です。 

 今回修理に必要なのは、Lima 外径6mm、10歯、軸径 2.5mmΦ、とGütold 外径10mm、16歯 軸径 2.5mmΦです。 

 ところが……、こんな単純なスパーギアですが、どこにもないのです。 

 外径5mm 8歯、軸径 2mmとか、外径 8mm、12歯、軸径2.4mmならば簡単に入手できるのですが。 

 そこで、この手のことには一番詳しいIMONの原宿店に聞いてみましたが、ギア単体は入手できないとのことでした。 

 確かにヨーロッパの掲示板にも、「APCがLima互換の(真鍮製)ギアを出しているが、入手が難しい」旨、記載があったくらいですから、歯車の調達は難しいのでしょう。 

 そこで、いろいろ調べているうち、全くの偶然ですが、使えそうな歯車を作っているメーカーさんを見つけました。 

 HPの規格歯車を見ますと……、歯数と外径はピッタリですし、軸径は僅かに小さい! 

 これならば使えると思いました! 

 しかし……、HPには「最低1万個」からの注文とありました。 

 これには困りましたが、だめもとで先方に問い合わせたところ、サンプルとして分けていただく事が出来ました。(有償) 

 

 その歯車が先日届きました! 

 オリジナルと比べますと、直径はばっちりでした。 

 規格歯車だったので、歯数と直径が合っていたのですね。 

 もちろん計測していますが、これが合わなくては万事休すだったので、ほっと胸をなでおろしました。 

 一方、ギアの幅はオリジナルの約2倍ありましたが、幸いなことに特に問題なくギアボックスに収まりそうです。 

 このギアは、恐らくナイロンかポリアセタールだと思いますので、削るのは大変ですから助かりました。 

 そこで、さっそく軸に挿入しようとすると、当たり前のことですが、2.5mmの軸に2.4mm穴では入りません。 

 もちろんスカスカでは空回りしてしまいますが、無理して入れても破断してしまいます。 

 歯車メーカーさんからは、リーマーで拡口することを薦められていました(ドリル不可)が、私の居住地域では2.5mmのリーマーなんかありません。 

 そこで、精密丸やすりで慎重に拡口してから、2.5mmのドリルでさらい、軸にギアをはめました。 

 特に薄い10歯は割れそうで怖かったですが、何とか挿入できました。 

 

 

 またギアをはめ込み過ぎないように、スペーサーを作り、当ててから圧入します。

 こうしないとつい入れすぎてしまい、調節が大変です。 

 ギアを挿入するのには、怪我や破損防止のため、木で押し板を作りました。

 ギアを挿入した後は、車輪を圧入します。 

 絶縁側を抜きましたので、簡単に入りますが、バッグゲージに注意しながら慎重にはめ込みました。 

 本当は圧入バイスがあればいいのですが、あいにく持っておりません。 

 あと面倒ですが、車輪の相性とか絶縁方向があるので、ギアの入れ替えは一度に行わず、一軸ずつ行いました。 

 それでも治具を作ってこともあり、作業自身は思いのほか順調に進み、結局、6輌のギアを全て交換するのに約1日で終わりました。 

 試運転の結果は、引っ掛かるような感じも音もありませんし、厳密には歯形が異なるかもしれないと言われておりましたが、異音や抵抗もありませんでした。 

 これで6輌の動力車を廃車にせずに戦力化できました。 

 

 

 ただし、Limaの10歯に関しては、ギア径の割に、軸径が太すぎて樹脂が薄いことから、また破断してしまうかもしれません。 

 これは根本的に設計が悪いです。 

 なお今回、歯車代と工具代で、結構なお金がかかりましたが、それでも結果として6輌の動力車が救われたので、良かったと思います。 

 もうこんなことは勘弁して欲しいですが、樹脂である以上、ギアの破断はあり得るので、やり方がわかったのは収穫でした。 

 今後のためもあるので、マイクロプーラーや圧入バイス、2.5mmリーマーもそのうち探してみたいと思います。 

 とは言っても何よりもの成否はギアの入手ですので、安定供給方法があるとよいのですが。

 

2015年10月3日記 2020年2月5日 再録

 

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西ドイツ国鉄 DB スライド貨車 Tims-ww 858 Kleinmodellbahn 3251

 

 

 

 Tims ww-858は西ドイツ国鉄が製作したスライド貨車です。

 全長 10m、積載荷重 26.5t

 1957年からKmmgk 58 として、1,700両が作られました。

 うち500両がFunkenschutzblechen (帯電防止シート?)を装備して、こちらのTims ww-858となったそうです。

 詳しくはこちら

 

 

 側面ドアが全開するだけでなく、クレーンでの荷役が可能なように屋根も開きます。

 Ep.4時代にはよく見られた貨車ですね。

 

 Klein modellbahnはオーストリアの模型メーカーで、地元オーストリアの車両やこのような出来の良い貨車を発売しておりましたが、2010年に消滅しています。

 なお、名前が似ているKleinbahn社とは別の会社ですが、先程調べたところ、Klein modellbahn社はKleinbahn社が分割されて出来た会社だということがわかりました。

 

 

2019/2/21 記 2020/2/4 再録

 

 

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KATO 2020年6月度新製品発表!

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/kato-model/poster/images/202001291614585e3130f281e6c/2020_6a.jpg

 

 出ましたね!

 今回も目新しいものはありませんが、

 24系あけぼの

 44系つばめ

 EF58大窓青大将

 飯田線荷電セット クモニ13+クモニ83

 伯備線石灰列車セット

など、市場で品薄感が出ているものが目白押しなのは、とても好ましいと思います。

 ただ気になるのは44系つばめ。

 写真はまたしても無線アンテナ付きなんですね。

 あれって、ごく僅かな時代でなくなったはずなので、できれば薄穴にして必要な人は裏側から穴をあける方式に変えて欲しいです。

 

 

 

 

 

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