DB103のMiniature World Ep. IV

ドイツ型HO、日本型N、アメリカ型Nなど模型鉄道を気軽に気楽に楽しんでおります。どうかよろしくお願い致します。

バーデン大公国邦有鉄道 急行用蒸気機関車 IVh型 1013号機 (Märklin 39022)

 

  今回はバーデン大公国邦有鉄道が誇る四気筒式急行蒸機IVh型(後のBR 18.3型)を紹介します。

 

 

バーデンIVh 主要諸元

 型式:2'C1'h4v、バッファ間距離 23.23m、運転重量 97.0t、軸配置 2C1、軸重:17.8t、動輪径 2,100mm、過熱式四気筒、出力 1,434kW、ボイラー圧力:15bar、最高速 140km/h

 

 

 20世紀の初頭、ドイツ各国では急行用蒸気機関車を競って開発しました。

 この頃、性能向上策として好まれた四気筒、2.1m径の大径動輪を装備し、1,434kWでなんと140km/hを発揮しました。

 

 

 ただし、ただの四気筒機ではなく、外側シリンダーで第2動輪を、内側シリンダーで第1動輪を駆動し、第3動輪にはカウンターウェイトがないという変わった構造になっているようです。

 また内外のシリンダーも大きさが異なるのだとか。

 

 

  IVh型は1918年から1920年までに20両が製造されましたが、最後の一台が完成した時には、バーデン大公国邦有鉄道を含むドイツ各国の鉄道は、DRG(Deutsche Reichsbahn Geselschaft)に統合されておりました。

 

 

 ところで1920年のDRG発足に伴い、各邦国鉄道の四気筒パシフィック機 (2'C1'型機) は、BR 18に集約されました。

 具体的には、BR 18.0:ザクセン XVIII、BR 18.1:ヴュルテンベルク C、BR 18.2:バーデン IVf、BR 18.3:バーデン IVh、BR 18.4:バイエルン S 3/6となります。

 

 灯火もまだランプです。

 

 なお、付言しますと、BR 18.5は、BR 03の開発遅延により、DRGによって生産が継続されたS 3/6であり、BR 18.6は、戦後DBがBR 18.5の性能向上を図り、ボイラー更新を行ったUmbau機です。

 さらにはBR 18.201は戦後、DR(Deutsche Reichsbahn=東ドイツ国鉄)が製作した高速試験機です。

 バーデンIVh は、バイエルンS 3/6とは異なり、DRGによって生産が継続されることはありませんでした。 

 

 

 IVh型は上述のように、当時としては画期的な高性能を発揮しましたが、残念ながらその性能を全力発揮できるだけの線区が殆どなく、また非常に複雑な構造が災いして、あまり好まれなかったようです。

 それでも、急行ラインゴルトの牽引では、一躍有名になりましたし、後に転属した北ドイツでは、平坦な地形や手慣れた運用により、15年後に開発されたBR 03型よりも高性能を発揮したようです。

 

 

 BR 18.3は1両が戦災廃車となりましたが、残り19輌は1948年に廃車となりました。

 戦後の非常に苦しい時期でもあり、複雑な構造が災いしたのかもしれませんね。

 DBに移管された同じ四気筒機でも、BR 18.1は1955年まで、BR 18.5は1960年頃まで、Umbau機BR 18.6は1966年まで使われましたから。

 

 

 用途廃止となったとはいえ、これでBR 18.3の生涯が終わったわけではありません。

 非常な高性能機でしたから、DBの高速試験機としての活躍が待っていました。

 残存した19輌のうち、18 316、319、323号機が選ばれ、これらは1960年代の終わりまで各種の試験に使われました。

 これらの機関車は試験におけるブレーキ機関車として使用するための反圧ブレーキ、ヴィッテデフ、大型煙室扉、改良された砂箱、「カレドニアン」式の煙突などが装備された他、炭水車も改良されました。

 18 319は煙室が延長され、内部に高圧シリンダーから排気する装備が備えられたそうです。

 

 

 廃車後、316、323号機が静態保存されました。

 そのうち、316号機は1995年に奇跡的に動態復帰しましたが、2002年2車輪を損傷し、現在は静態になっているそうです※。

 

 以上、Wikipedia バーデン大公国邦有鉄道IVh型蒸気機関車 より、引用、参照しました。

※重大な損傷の結果、ポーランド ビーラ工場での修理も失敗し、現在は静態になっていると古いRF誌に出ていました。

 

 

 さて、IVh型は有名な割には20両と製造数も少なく、活躍期間も短かったこともあり、制式機に比べると模型にはあまり恵まれない形式であり、Modellbau-Wiki によると、HOでは1982年のLiliput製品が長らく唯一の量産製品でした。

 こちらはいかにもLiliputらしく、全体の感じもいいですし、後付け部品多数で、細部もかなり細かい(と言うよりも当時の限界に近いかも)製品でしたが、同社製品らしく、走りはイマイチで、部品が取れやすいという欠点もありました。

 

 

 

 とは言うものの完成度はかなり高いので、なかなか競合製品が出ませんでした。

 こちらで紹介するMärklin製品(39022)は、2008年に完全新規で出たものです。

 メルクリン製品の常で大変良く似ているように感じますし、さすがに24年後の製品だけあって、大変よく出来ていると思います。

 ダイカストの質感とやや艶のある塗装がいいですね。

 

 

 39022は品番からもわかりますように、Cサインモーターです。

 とても静かにかつスムーズに走るのですが……、Cサインモーターには大きな問題があるらしく……、がっかりです。

 更に動輪のゴムタイヤのせいか僅かに揺れるのは、最近の同社製品の共通欠点ですね。 

 

 

 サウンドは現在のものと同じなので、音量、質感共によく、ノイズの低さも、サウンドを際立たせていると思います。

 ただし、種類は少ないです。

 四気筒機は二気筒機と同じ音なのですが、実際はどうなのでしょうね。

 もっとも18.316は現在静態なので、サンプリングは出来ないわけですけどね。

 また同時期のBR 01とかにあった火室メラメラはありません。

 これは残念な気がします。

 

 

 2.1m動輪がかっこいいですね。

 制式急客機は2.0m動輪が標準となりました。

 

 

  BADENと書いてありますので、1920年頃の仕様のようですね。

 ところで、IVh(BR 18.3)には、いろいろな色が存在しますよね。

 こちらはエメラルドグリーンに近い色なんですが、実際のところ色調ってわかるんでしょうか?

 カラー写真はない時代ですし。

 

 

 バーデンやバイエルンの蒸機は、前部のステップが特徴的ですが、繊細な形状なので模型化は難しいです。

 こちらは金属の支柱ですので、強度と実感を兼ね備えていますね。

フロントのポールとステップはバーデン機特有の形状で、BR 75.10やBR 92.2も全く同じ形状をしていますね。

 

 

 

 ダイカストのスポークがシャープですよね。 

 ボイラーの質感は大変優れていると思います。

 

 

 キャブ脇のハンドレールも金属なので直線が出ていて、好感が持てます。

 

 

 バーデン機のキャブはEinheitsとは異なりますね。

 汽笛も挽物です。

 

 

 レタリングもとてもきれいです。

 金色は今のところ色あせてはおりませんが、退色するかもしれませんね。

 

 

 bad. 2’2’ T29,6炭水車です。

 炭水車上の手すりはプラ成形品です。

 シャープなのですが、折れやすい欠点もあるようです。

 

 

  テンダーもダイカストなのは質感の統一という意味ではよいですし、サウンドにとっては音が響くので良いのではないでしょうか?

 

 

 全長 23.23m、動輪径 2.1mの大迫力機です。

 大いに活躍させたいですが、Cサインの問題は困ったものですね。

 

  

 2013年5月31日 入線

 

 2014/7/16 記
 2019/11/30 再録
 2020年1月11日 写真全面入れ替え、文章全面更新の上、元記事を削除の上、再録

 

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西ドイツ国鉄 DB 旅客用蒸気機関車 BR 23 035 (ROCO 63224)

 

 今日は西ドイツ国鉄の旅客用蒸気機関車 BR 23をご紹介します。

 

 

 BR 23は西ドイツ国鉄DBが開発した旅客用蒸気機関車です。

 

 

 西ドイツ国鉄DB BR 23は、東ドイツ国鉄DR BR 23.10と同様、傑作機プロイセン P 8(BR 38.10-40、欧州で最も大量に作られた旅客用蒸気機関車)の代替用として作られた軸配置1C1の旅客用蒸気機関車です。

 

 

BR 23 主要諸元
 型式:1'C1'h2、バッファ間距離:21.325m、運転重量:82.8t、軸重:最大18.9t、動輪径:1,750mm、軸配置1C1、過熱式二気筒、出力:1,875PSi、ボイラー圧力:16bar、最高速度:前進 110km/h、後退 85km/h。

 

 

 P 8の後継機と言いながら、大幅な性能アップが図られた他、様々な改善が施されました。
 もともと後進運転ができるように、炭水車の側面が削ぎ落とされていますが、更に16輌はWendezug(プッシュプル列車)用の推進運転用設備を装備していました。

 

 

 BR 23は、1950~59年の間、105輌が製造され、1975年まで活躍しました。
 もっとも代替されるべきP 8も1974年まで使用されましたが。
 なお、最終105号機は、西ドイツ国鉄が新造した最後の蒸気機関車となります。

 

 

 105号機は、1985年のドイツ国鉄150周年を記念して動態復帰し、DBそしてDBAGの代表的保存機として、全国で保存運転を行いました。
 しかし……、2008年に発生したニュルンベルク機関庫の大火災に巻き込まれ、大きな痛手を負ってしまったのです。

 

 

 被災後はひどい状態でしたが、幸いなことに解体は免れ、それから長い時間をかけて修復され、現在、ハイルブロンの南ドイツ鉄道博物館に保存されています。(静態保存)

 

 

 以上、Wikipedia DB-Baureihe 23 より引用、参照しました。

 

 

 戦後開発/設計の蒸機としては、BR 65、BR 66、BR 82、BR 01Umbau、BR 01.10、BR 042などありますが、どれも似たような外観、すなわち中心線の高い直線的なボイラー、直線的なランボード、端梁にない前照灯等が挙げられます。
 これらの特徴は戦前製機とは一線を画し、好みの分かれるところかもしれません。

 

 

 さて、BR 23の模型ですが、HOではMärklin製品が最も古く、1954年のDA 800です。
 Modelbau-Wiki によると、この製品は1972年までの18年間製造されましたが、その後はPrimexから何度か供給されたもののずっと入手が難しい時代が続きました。
 そして37年後の2009年に、完全新規製品が発売されました。
 こちらはいずれ紹介したいと思います。

 


 HOでは最もよく知られていると思われるROCOのBR 23は、最終105号機が1980年に発売されたのが嚆矢となります。
 この製品は、その後長い間、生産が継続されました。

 


 
 こちらで紹介する035号機は、2002年に発売された改良製品で、それまでのROCO製品の欠点であった車輪がダイカスト製になり、また艶消し黒塗装が、やや光沢のある塗装に変更されています。
 これにより質感が増しました。

 


 一方、この当時の製品ですので、発泡スチロールの害を受けやすいので、ご注意下さい。

 

 

 こちらが一新された金属車輪です。

 以前のプラ製に比べ、質感が大幅に向上しました。

 

 

 やはり、車輪の質感の良さは別格ですね。

 レタリングは以前のものに比べると良くなっているように思います。

 

 

 昔のROCOの蒸機の赤は何か赤というよりもマルーンぽくっていまいちでしたが、こちらは他社の赤に近くなりました。

 昔の製品に比べると、弁装置やロッドの色も落ち着いています。

 

 

 BR 23のキャブには食品を入れる場所や、服箱もあったそうです。

 

 

 

 BR 23のキャブは他とは違う形状をしていますね。

 密閉式ですし、大きいです。

 後退用の窓がキャブ側にあります。

 

 

 テンダーの上半分が削ぎ落とされているようですが、それでも蒸機ゆえ、後方視界はよくありませんね。

 BR 23はバック運転もできましたが、Wendezugにも使われました。

 BR 78と同様、運転車の乗務員はブレーキ弁操作だけで、機関車への指示は電話を使っていたのだとか。

 

 

 2’2’ T 31炭水車。運転重量は62t、水が31m3ですので、半分になるわけですね。

 

 

 このタイプのテンダーは他の機関車には装備されていませんね。

 

 

 旧製品(100号機 43249)と並べてみました。

 こうしてみると黒の色調の違いがよくわかります。

 煙室の下部は全く違う形状ですね。

 

 

 上から見た図。

 基本形状は同じに見えます。

 

 

 なお、ROCOからは現在、DCC機を含め、BR 23が発売されておりますが、こちらは見たことがないので、こちらと違うのかどうかわかりません。

 ただし、旧製品はテンダーがダイカスト製なので、デジタルには不向きですので、新規になっている可能性もあります。

 

 

  BR 23はちょうど動力近代化の時期に登場しましたので、DBでの活躍は限定されたものとなりましたが、模型の世界ではn-Wagenを牽いて活躍させたいものですね。

 

2003年2月12日 入線

 

2020年1月10日 記


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西ドイツ国鉄DB BR 55.25-56 貨物用蒸気機関車848-6号機 (Märklin 26833)

 

 今日は西ドイツ国鉄 DBの貨物用蒸気機関車 BR 55.25-56を紹介します。

 

 

 BR 55.25-56はドイツで二番目に量産された貨物用蒸気機関車です。

 

  さて、ドイツの貨物用蒸気機関車と言えば、皆さんどの機種を思い浮かべますでしょうか?

 

 

 ドイツ全土で幅広く使われたドイツのD 51とも言える BR 50、三シリンダの強力貨物機 BR 44、4,000t鉱石列車を重連で引いたことで名高いBR 043(44型の重油専焼型)、あるいは7,000輌以上という、ヨーロッパでもっともたくさん作られた戦時急造型 BR 52等、鉄道史に残る機関車が存在します。

 

 

 さて、ドイツ蒸機の生産量第一位はBR 52ですが、二番となりますと存外知られていないのかもしれません。

 

 

  こちらで紹介するBR 55.25-56は1913~1921年の間、K.P.St.E.(プロイセン国鉄道)及びDRGによって4,958 輌、 Reichseisenbahnen in Elsaß-Lothringenにより 137 輌の合計 5,155輌が製造された隠れた名機です。

 この数字は第二次大戦時の戦時型量産機 BR 52に次ぐ堂々の第二位です。

 

 

 第一次世界大戦の結果、1,800輌以上が失われたと資料にありましたが、恐らくこの数字には戦時賠償で各国に引き渡されたものを含むと思われます。

 DRGには3,121輌が継承されました。

 第二次大戦が終結した後も、ドイツに1,000輌以上があり、DBで最後の一台が引退したのはなんと1972年でした。

 およそ半世紀に渡って活躍したことになります。

 DBではBR 52(1963年引退)よりも、長生きでした。

 

 

 さて、BR 55とは貨物用軸配置0-8-0型機の総称であり、DRG発足時に各王国のこの形式が55型に集約されました。

(例外としてザクセン王立邦有鉄道 I V→BR 55.60はB-Bマレー)

 具体的には、K.P.St.E. G 7.1、G 7.2、G 8、G9、プファルツ鉄道 G 5、メックレンブルグ鉄道 G 7、G8、ザクセン王立邦有鉄道 I Vなどがありますが、その中で、もっとも沢山作られ長年にわたって使われたのが、こちらで紹介しているBR 55.25-56で、もともとはK.P.St.E. のG8.1です。

 

 

 

 

 

BR 55.25-56 性能諸元

 型式:D h2、バッファ間距離:18.29m、運転重量:69.9t、軸重:17.6t、動輪径:1,350mm、軸配置D、過熱式二気筒、出力:927kW、ボイラー圧力:14bar、最高速度:55km/h

 

 

 G 8.1は欧州で最も大量に生産された旅客用蒸気機関車 プロイセンP 8と同じ、ロベルト・ガルベにより生み出されました。

 軸配置は違いますが、ボイラーの形状等、似ているところもありますね。

 

 

 上記のようにG 8.1は、特段優れた性能があるわけではありませんが、安定した性能を発揮したのでしょう。

 これだけの両数が作られたわけですし。

 軸重が17.6tとこの当時としては、比較的大きかったためか、幹線での貨物運用が主な仕事でした。

 晩年は入換用だったようですが、Eisenbahn Journalの"DB Dampf Pur"などには3軸更新車を牽いている写真が複数掲載されていました。

 

 

 G 8.1は最高速度が55km/hでしたので、軸重低減を図り、客用にも使用できるように最高速を70km/hに高めるため、先輪を追加して1-DとしたBR 56.2-8に691輌が改造されています。

  それにしても、より古いとは言え、K.P.St.E. G 7.1が1,205輌、G 7.2 が1,646輌、G 8 1,054輌と、生産量が非常に多いことからも、ドイツではこの形式の需要が多かったことがうかがわれます。

 いつも通り、Wikipedia Preußische G 8.1 より、引用、参照しました。

 ただし、WikiのBR 55.25-56の解説は、他の形式に比べると簡単なもので、構造の詳細や、運用の実際、問題点、それに戦時賠償でどこの国に何両渡ったかというような記載は一切、ありませんでした。

 

 

  さて、BR 55.25-56には、急行用機関車のような派手さがなかったからでしょうか、模型はそれほど多くはなかったように記憶しています。

 Modellbau-Wiki によりますと、古いところではPiko(1966年)、FLM(初代)(1968年?)がありますが、どちらも古いだけに出来には不満も残り、また長らく入手できない状態が続いておりました。

 FLMの初代は、当時のもの故、かなりのオーバースケールになっています。

 そんな中、1992年にFLMから完全リニューアル製品が、そして、1999年にこちらの製品が発売されました。 

 

  メルクリンは一番新しいだけに、よく出来ていると思います。

 

 

 見たところBR 55.25-56型の低い感じがよく再現されていると思います。

 ディテールも十分でしょう。 

  もちろんmfxフルサウンド仕様で、鐘を含め多種の実感&迫力あるサウンドが楽しめます。

 

 

 メルクリンの蒸機は、少々艶の有る塗装が質感を高めていますね。

 最近製品なので、ロッド周りが光っておらず、重量感を醸し出していますね。

 

 

 黒染めの金属車輪はメルクリンの代名詞ですね。

 

 

 いつもどおりレタリングもきれいです。

 2011年発売の除雪列車セットのですので、車番はEDP時代、最晩年(1970年頃)の姿です。 

 

 

 シリンダーの尻棒も単なる丸棒ではなく、実感がありますね。

 確か金属製です。

 

 

 BR 55はプラと赤塗装に差異が少ない気がします。

 

 

 こちらもレタリングは美しいです。

 

 

 プロイセン式のキャブですね。

 

 

  モーターはDCMではなく、最近のものなので、静かです。(もっとも私個人はうるさいですが、DCMのパワフルで安定した走りが好きですが)

 

 

 プロイセンpr 3 T 16.5テンダーです。
 最後の数字は水容量を示します。

 

 

 炭水車もダイカスト製です。

 この中にサウンドデコーダーとスピーカーが内蔵されています。

 

 

 

  

  メルクリンのBR 55.25-56は、持った感じが、軽く感じます。

 今までの製品群とは明らかに違うので、古くからのファンの方は面食らうかもしれませんね。

 牽引力はいかがでしょうか? 

 

 

 上記のように地味な機関車ですが、客車や貨車を牽かせて活躍させたいですね。

 

 2013/5/19 入線

 

 2014/5/23 記 2020/1/11 写真全面入れ替え、文章大幅見直しの上、再録

 

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スイス国鉄Ref 6/6型汎用電気機関車 11666号機 (Märklin 37322)

 
 今回はスイス連邦鉄道SBBのRe 6/6f型電気機関車をご紹介します。
 

 
 Re 6/6はスイス国鉄が開発した強力な汎用電機です。

 
 山岳地帯の多いスイス国鉄は、軽量・高性能な電機を開発しましたが、Re 6/6型は連続定格 7,434kW、最高速 140km/h(設計値)、車重 120tという大変高性能な電機であり、長い間、一車体最高出力電機として欧州ではつとに有名な存在でした。
 長大な全長19310mm、欧州ではあまり例のないB-B-B軸配置であり、1972年の試作車から1979年にかけて89輌が製造されました。
 登場から約40年が経過しましたが、現在、事故廃車を除く全車がSBB Cargoの所属となり、主に山岳区間で客貨両用に活躍しているようです。
 なお、Re 6/6型はUIC標記への変更により、Re 620となりました。
 

 
 このように長い間使用されているRe 6/6型ですが、登場当時からの変化としては、上記の型式名及び、ヘッドライトの角型化、車体前面の手摺、バッファ上の小ステップの追加が行われています。 また登場当時の緑が赤、そしてSBB Cargo塗装に変化しました。
 ただし、塗色の変更は長期に渡り行われましたので、角目で緑塗装というのも存在しました。
 一方、こちらで紹介する11666号機のように、勾配線での後補機として使用するために遠隔無線運転装置を搭載した約30輌はRef 6/6(620f)形と呼ばれているそうです。
 

 

 さて、Re 6/6型ですが、欧州を代表する有名機だけに各社より模型が発売されて来ました。
 一番古いのはHAGで、僅か2両しか製造されなかった2車体分割式の試作機を模型化しています。
 その後、Lima(新旧)、ROCO、HAG(New Generation)等が続き、今回紹介するMaerklinは2010年に発売されました。
 Maerklinからは、Re 6/6が何種類か発売されておりますが、こちらで紹介する11666号機は、遠隔無線操縦装置を搭載したRef 6/6型で、角目、運転室前手摺、バッファ上ステップが追加された2000年頃の姿だそうです。
 

 
 さて、Re 6/6は実にかっこいいですね!
 

 
 実は私にとって、Lima旧、Lima新、KATO(N)、ROCO、HAG(NG)に続く、6台目のRe 6/6です。
 が、事情があり、Maerklin以外の5台は手放してしまいました。
 Maerklin製品はダイカスト車体で重量感があり、またシャープな成型で実車の流麗な雰囲気がよく出ているように感じます。
 

 
 妻面のこの白い部品が無線操縦装置のアンテナでしょうか?
 

 
 スイスの電機はスポーク車輪なのですね。高性能機には何か意外な感じがします。
 

 
 HAGに続き、バックミラーが印刷なのは、ちょっとがっかりでした。
 ここはプラの別パーツでもよかったように感じます。
 

 
 驚いたのは塗装です。
 大変きれいな塗装なのですが、赤がつや消しなのです。
 緑塗装では半つや消しは見たことがありますが、赤塗装は初めてです。
 実車もそうなのかどうかはわかりませんけど。
 

 
 前面もよく感じが出ていると思います。
 

 
 添付部品は、ダミーのスカートだけです。
 いつも通り、片側の台車の2軸を駆動します。
 4輪ともゴムタイヤを装備しておりますので、牽引力は十分かと思います。
 まだ試走しただけですが、ノイズもまあまあで、いつもながらの安定した走りでした。
 

 
 こちらはmfxフルサウンドです。
 サウンドは2011年製品だけあって、メルクリンの電機としては普通ですね。
 私としては、モーター音が速度に比例しないのが気になります。
 ですが、これはRe 465やBR 103もそうですし、他社製品にもそのようなものがありますので、欧州において、電機はそのような見解になっているのかもしれません。
 これ以外の音は、長笛、短笛、ブロワー、パージ音、コンプレッサーの音があります。
 その他ファンクションとして、前尾灯が個別にon/off可能、前照灯のLow/Hiビーム切り替えが可能です。
 

 
 11666号機は"Stein am Rhein"ですね。
 このワッペンは、SBBやBLS、そしてSNCFの機関車が装備していますが、かっこいいですね!
 メルクリンのRe 6/6は人気車種のようで、中古市場ではほとんど見かけません。
 私はこの赤塗装が好きなので、今回入手できてラッキーでした。
 
 2015年6月9日 入線
 
2015/6/13 記 2019/12/4 再録
 
 

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王立バイエルン邦有鉄道 K.Bay.Sts.B. GtL 4/4 支線用蒸気機関車 2554号機 (Fleischmann 409802)

  

 今回は王立バイエルン邦有鉄道の支線用タンク機 GtL 4/4を紹介します。

 

 

GtL 4/4 (BR 98.8) 主要諸元

 バッファ間距離:9.25m、軸配置:D、運転重量:43.0 t - 46.7 t、軸重:10.8t、過熱式二気筒、出力:331kW、最高速度40km/h

  

 

 GtL 4/4は1911年に3両、1914年に11両が製造されました。

 第一次世界大戦のためか、王立バイエルン邦有鉄道は、これ以上生産しませんでした。

 敗戦後、統一されたドイツ国鉄DRGのバイエルン群管理局が1921~1927年に更に追加生産を行い、総勢、119両が作られました。(私鉄LAGからの編入車2両含む)

 この数字は小型のタンク機としては多い方と思います。

 

 

 なお、GtL 4/4はDRGにより、支線用タンク機を表すBR 98の中のBR 98.8-9(98形式800-900番台)に分類されました。

 車番BR 98 801-917、1601-1602です。

 手持ちの資料も調べたのですが、残念ながらGtL 4/4のK.Bay.Sts.B時代の車番はわかりませんでした。

 GtL 4/4についてはこちら

 

 

 余談ですが、DRGの型式は用途や分類から制定されたようですが、BR 98に関しては、各王国邦有鉄道の支線用小型タンク機を一括して区分したため、軸配置や形状の全く異なる機種が含まれることになりました。

 従って、BR 98だけではどんな機関車か全くわかりません。

 

  

 なお、最高速度を上げるべく従輪を追加したBR 98.10へ45両(45km/h)、先輪を追加したBR 98.11(55km/h)へ29両が改造されています。

 BR 98.10はBRAWAが2011年に発売しました。

  

 

 本機は1950年代から廃車が始まりましたが、2両(812、886)はコンピューターナンバーとなって1970年まで使われました。

 現在でもこの2両が保存されています。

  

 

 さて、模型の方ですが、量産品はFleischmannの1990年製品が唯一のものです。

 

 

 最初、DRGの811号機が出て、その後に各種製品が追加になりました。

 こちらのK.Bay.Sts.B 2554号機は2010年の製品です。

 

  

 初回製品は伝統的な円形モーターでしたが、こちらはモーターが変わっているように思います。

 

 またこちらはDCC改造されておりました。(サウンドなし)

 

 

 足回りもしっかり作り込まれてします。

 また、ロッド類の色も本格的でいい感じですね。

 

 

 レタリングの美しさは目を見張りますね。

 

 

 Ep.1の緑塗装は、ラインを含め、大変美しく仕上がっていると思います。

 

 

 運転室のブラインドは、後付でしょうか?

 

 

 いつも思うのですが、欧州型量産品には、この手の小型機に優れた模型が多いように感じます。

 恐らくファンの数が多いのでしょうね。

 

 この姿での活躍は短かったので、牽かせる車両が限られますが、保存機設定でも遊べそうですね。

 

 

2014年12月20日入線 中古

 

2019/2/13 記 2020/1/8 再録

 

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ドイツ国鉄 DRG BR 39.0-2 旅客用テンダ式蒸気機関車 204号機 (Fleischmann 4139)

 

 今回は、ドイツ国鉄 DRG の勾配線用急行旅客用テンダ式蒸気機関車 BR 39について紹介したいと思います。

 

  

 BR 39は旧プロイセン王国邦有鉄道が開発した、旅客用のテンダ式蒸気機関車P 10です。

 

 

 そしてP 10型とはプロイセン王国邦有鉄道が開発した最後の旅客用蒸気機関車となります。

 

 

BR39 主要諸元

 型式:1’D1’ h3、バッファ間距離 22.89m、運転重量 110.4t、軸配置 1D1、軸重:19.4t、動輪径 1,750mm、過熱式三気筒、出力 1,620馬力、ボイラー圧力:14bar、最高速 110km/h

 

 

 平地で780tの列車を95km/hで、10パーミル勾配で825tの列車を30km/hで牽くことが出来ます。

 

 

 P 10は1919年、勾配線用の急行客車列車用に設計されましたが、第一次世界大戦敗戦の混乱の影響か、資材不足のため、実際の製作は1922年までずれ込みました。

 一方、1920年、ドイツの各王国が独自に運営していた鉄道が統一され、ドイツ国鉄DRGが発足しました。

 それまで機関車は、各王国邦有鉄道が独自に開発していた(一部標準設計あり)のですが、運用や整備に問題があり、統一された規格の標準的な機関車、すなわち制式機(Einheits)が開発されることになりました。

 この一番最初の機種が、あまりにも有名なBR 01ですが、機関車の開発には時間を要するため、DRG発足後、邦有鉄道形式の機関車がいくつか継続して製造されることになりました。

 P 10はDRG発足当時の最強力機であり、性能が高かったことからか、そのうちの一つに選ばれ、DRG BR 39.0-2として、1922~27年の間、260両が製造されました。

 

 

 BR 39.0-2は軸重が19.4tと大きかったことから、使用線区は限られましたが、それでも幹線の整備が進むと、主に中央山岳線区の急行列車等に投入され、後年V 200.1と交代するまでの長きに渡り、縦横の活躍を見せました。

 また、Baden IVh(BR 18.3)と交代し、一部区間の豪華特急ラインゴルトも牽いたようです。

 

 

 BR 39.0-2は、第二次世界大戦後、DBには155両が引き継がれました。

 Witteデフ化、炭水車を2’2’ T 31.5から2'2' T 34へ交換した機種もあります。

 そして、1967年に最後の三輌が引退しました。

 

 

 一方、DRでは勾配用の強力機が他になかったことから、85輌に対し、ボイラー新造、全長延長、運転装置更新等の大更新がなされBR 22となりました。

 しかし、電化の進展や、三気筒機のため、整備にコストが掛かったこともあり、1971年に引退しました。

 なお、本機のために新造されたボイラーは、BR 03のReko機に振り分けられました。(50両分)

 

 現在、230号機(DB Museum所属、Neuenmarkt-Wirsberg Deutschen Dampflokomotiv-Museumに展示)及び184号機の2輌が保存されています。

 

 以上、Wikipedia DR-Baureihe 39 より引用、参照しました。

 

 

 さて、Modellbau-Wikiによりますと、HOではRivarossiが1977年に発売したのが最初ですが、有名なのは、こちらで紹介するFleischmannが発売した製品です。

 今から約30年前の1987年に発売されたこの製品は、それまでのFLM製品とは完全に一線を画すものであり、オーバースケール、一体成型を脱した大変精密な出来となっています。

 モーターも缶モーターに変わりましたし、車輪も黒染めにこそなっていませんが、タイヤの厚みが減じられた実感の高いものになっています。

 ROCOをはじめ、当時の他社製品にはプラ製の輪芯を採用しているものが多かったので、余計にこちらがよく見えました。

 私も確か1988年頃に日本の模型店で購入しましたが、大変繊細な出来には驚かされたものです。

 確か、39,800円ではなかったでしょうか?

 

 

 今の目で見ても十分見られると思います。

 

 

 機関車もテンダーもプラ製ですが、いわゆるプラっぽさはあまりないように感じます。

 

 

 金属製の挽き物部品やボイラーのハンドレールが、いいアクセントになっていると思いますね。

 上記のようにBR 39には後年、炭水車を2'2' T 34に交換したものがありますが、こちらはエポックII(DRG時代)ですので、邦有鉄道設計の原型テンダー Pr 2'2 'T 31.5を装備しています。

 

 

 上述のように、こちらは缶モーターを使用しております。Bürler?

 走りの方は今となっては普通ですね。

 BR 03以降のような軽い感じはありません。

 なお、FLM伝統のテンダー駆動で、機関車はダミーとなっています。

 

 

  金属製のステップが素敵ですね。

 

 

 FLMは炭水車駆動ですが、動輪は昔から金属製のシャープなもので、大変好感が持てます。

 

 

  レタリングもきれいですが、30年が経過し、金文字の方は流石にくたびれてきた感じがします。

 

 

 真鍮製のハンドレールがいいですね!

 デフも薄くていい感じです。

 

 

 こうしてみると、ランボードの赤と、動輪の赤にはやや差異が見られますね。

 ロッド周りも近年の製品のような黒染めにはなっていません。

 でも大変シャープですね。

 

 

 真鍮挽物の汽笛はプラ製よりもずっといい感じです。

 

 

 

 ウインドディフレクターは成形品です。

 ランボード下の配管もシャープですね。 

 

 

 

 ところでこの大変優れた製品の最大の問題点は、箱だと思います。

 

 いわゆる「いちごパック」方式なのですが、メルクリンのように紙箱へブリスターを縦に入れるわけではなく、寝かせて入れます。

 更にブリスターには外側のケースがありません。

 したがって、紙箱から出すのも、そしてブリスターから機関車を取り出すのも実にやりにくいのです。

 

 

 特にメルクリンと異なり、ブリスターの幅が狭いため、ブリスターから機関車を取り出す際、ブリスター立てて、上側をを外すのですが、倒れそうになるのは致命的欠陥と思います。

 そうでなくても、本製品は重量がある割には大変繊細なため、持つ場所によっては破損の危険があります。

 私も慣れない頃故、シリンダ下の安全弁を折ってしまいました。

 

 さらにそうなってしまった場合、私の知る限り、FLMのプラは接着が効きません。

 これは大問題です。

 

 

 いずれにしてもFLMの蒸機のオリジナルの箱は、ブリスターを寝かせて入れるので、ブリスターとの接触点が少ないことから、集中荷重がかかってしまうため、車体に傷がついてしまいます。

 この点、特にひどいのはBR 56でテンダーのナンバーに傷がついてしまいます。

 もちろんポリシートで養生しておりますが、それだけではだめなようです。

 

 

 そこで、もしFLMの蒸機を購入されたら、直ちにIMONの車両箱など他の箱に入れ替えることをお勧めすると同時に、特に中古をお買い求めになる場合は、FLMの蒸機は大変繊細で破損しやすいので、ステップやライト取っ手、ボイラー周りの手すりや配管、ランボードとランボード下の配管等に破損がないか、よく確認されることをお勧めします。

 

 

 いずれにしても大変高額なFLMの蒸機なので、もうすこしまともな箱にして欲しいと思うのは私だけでしょうか?

 なんて思っていましたが、FLM社はROCOに買収され、HOの蒸機は全て絶版になってしまうようですね。

 一部の製品はROCOブランドで発売になるのでしょうか?

 

 

1988年入線 新品

 

2018/6/23 記 2020/1/5 写真全面入れ替え、文章修正の上、再録

 

 

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西ドイツ国鉄 DB BR 50 貨物用機関車 1013号機 (Märklin 37810)

 

 今回はDRG 制式貨物機(Einheits Güterzuglokomotive)の中で、最も幅広く使用された軸配置I1-E テンダ式貨物機 BR 50を紹介します。

 

 

 BR 50は、ドイツのD 51とも言うべき存在であり、本線からローカル線まで、また貨物だけではなく客車も牽いて、ドイツ全土で幅広く使われました。

 

 

BR 50 主要諸元

 型式:1’E h2、バッファ間距離 22,94m、運転重量 86.9t、軸配置 1E、軸重 15.2t、過熱式二気筒、出力 1,395kW、ボイラー圧力:16bar、最高速度 80km/h(前後進)、動輪径 1,400mm

  1939~1948年まで、3,146輌という大変な数が生産されました。

 

 

 

 上記のように、BR 50は生産数が非常に多く、形態的にもドームの数などの差異があります。

 第二次大戦に突入したため、戦時型(Überkrieg)も作られました。

 戦時型は、キャブ前側の窓省略、デフの省略、ドームの角型化、BR 52で採用された船底型テンダー (Vannnentender) などの形態変化があります。

 なお、戦時型も色々あり、部分的に実施されたものも多いです。

 

 

 

 第二次世界大戦終結後も、BR 50は大量に残っておりました。

 ドイツの西側でも2,159輌以上残存していたそうで、更に戦後生産されものや、戦争で被害を受けた車両の復旧も行われました。

 1950年7月1日現在、2,144輌が在籍していたそうです。

 

 

 DBによる改造として、1950年代に車掌車省略のため、テンダーに車掌室を取り付けが行われました。(Kabinenn Tender)

 この改造は、735両に実施されたそうです。

 その他、1963年までに廃車されたBR 52のVannenntenderへの交換も行われました。

 

 変ったところでは、以前紹介したFrank-Crosti式機関車(再熱ボイラー)BR 50.40に30輌が改造されました。

 

 BR 50.40 Frank-Crosti 4005号機

 

 BR 50は製作年代からボイラー鋼が早期に劣化してしまう材質と思われますが、BR 01やBR 01.10のような、性能向上を図り、ボイラーを換装したいわゆるUmbau機は存在しません。

  

 

  なお、本機は1968年のコンピューターナンバー化時点で、1,452輌以上が残存(うち88輌は休車)していました。

 DBのコンピューターナンバーは車番が3桁なので、型式050では入りきらず、051、052、053が割り当てられました。

 言い換えれば、最も大量に製造されたBR 52型が1968年以前に引退していたので、このような措置が可能となりました。 

 

 

 DBにおいて、BR 50の最後の1台は、1977年2月21日に廃車されました。

 BR 50は生産量の割に、保存機は少なく、DBの動態保存機は1985年のドイツ国鉄150周年の際に動態復帰した622号機だけでしたが、本機は惜しくも2008年に発生したニュルンベルク交通博物館付属機関庫の大火により、炎上してしまいました。

 このままスクラップになってしまうのか危ぶまれましたが、何とか、解体を免れ、きれいな姿に修復されたようです。(ただし静態)

 

 

 なお、DRに渡った機種はいわゆるReko機として再生されたり、1980年代まで現役でした。

 よって動態保存機も多数あるようですが、当方、DR機は全くわかりません。 

 BR 50はその他のヨーロッパの国々で長い間使用されました。

 以上、Wikipedia DR-Baureihe 50 より引用、参照いたしました。 

 

 

 それで、模型の方ですが、HOのBR 50と言えば、Fleischmann製品が有名です。

 Modellbau-Wikiによりますと、製造初年は1971年で、つい最近まで改良を重ねながら作られていた大変寿命の長い製品です。

 私も以前、622号機を持っておりましたが、感想としては、スケールよりは二回りくらい大きく感じました。

 古い製品のDATAでは全長270mmとありますので、確かにスケールよりも5mm位長いのですが、後のものは機炭間が短縮され265mmになったとありますので、それほど大きくはないのかもしれません。

 いずれにせよ、現状保有しておりませんので詳しいことはわかりませんが、BR 103などと同様、長さ方向はそれほどでもないが、全体的にボリュームがあるのかもしれません。

 

 

 二線ではこの他にもKleinmodellbahnからも出ていたようですが、一般的ではなく、1990年のROCO製品が、初めてのフルスケール製品と言えると思います。

 こちらの製品は、以前紹介したしましたように、テンダー及び機関車の両方を駆動するROCOスタンダードであり、繊細な出来だと思います。

 

 

 さて、Märklin製品は1972年に発売されましたが、長い間、さまざまなバリエーションが生産されました。

 最近では2012年のMega Starter Setにmfx フルサウンド機(1049号機)が入っていました。

 ダイカストのボイラー、DCMモーターによるパワフルな走行など、いかにもメルクリンらしい製品であり、私は結構好きです。

 

 

 さて、今回紹介させていただくのは、2013年に発売されたMärklinの二代目製品です。

 この製品は全面リニューアル版で、mfxフルサウンド仕様に設計されたものと思います。

 というのも、旧製品は走りはよいのですが、DCMモーターで動輪ギア駆動のため、走行音がかなり高いからです。

 こちらは最近の小型モーターを使用し、静かに走るので、サウンドが映えます。

 初代と異なり、第5動輪へギアで伝動し、残りはロッド駆動になっております。

 走りは至ってスムーズですが、少し揺れますね。 

 

   

 形態は実物の感じをよく捉えていると思いますが、いかがでしょうか? 

 

 

 BR 55と同様、持った感じは非常に軽く感じます。

 そのせいか、旧製品のような牽引力があるかどうかわかりません。

 このあたりは好き嫌いが分かれるところかもしれませんね。

 

 

 細部も非常によく出来ております。

 少々怖いくらいで、以前のメルクリンの代名詞でもあった「堅牢」という言葉は、似つかわしくないように思います。

  

 

 最近のスタンダードでテンダーがダイカストなので、機関車との質感が統一できるのはとても良いと思います。 

 

 

 ロッド周りは最近のスタンダードの黒染めなので、大変漢字が良くなっていると思います。 

 

 

 ROCO製品も好きですが、さすがに20年後の製品なので、更によく出来ていると思います。

 特にROCOがべたのつや消しなのに比して、少し艶のある塗装はいい感じですし、動輪がダイカストなのはプラ動輪と比べると勝っていますね。

 もっともROCOの最新製品は動輪がダイカストかもしれません。

(うちのは古い製品なので。最近のものはわかりません) 

 

 

 2’ 2’ T 34 テンダーです。

 

 

 ダイカストボディなので、ボイラーとの質感の差がないのがいいと思います。

 その一方、台車はプラっぽいので、赤く塗りたい気もしますね。

 

 

 レタリングもとても美しいです。

 

 

 キャブ、ウインドデフレクターも透明パーツです。

 

 

 BR 50は、ターンテーブルのないローカル線での使用のため、バック運転用にテンダーに窓がついているのが面白いです。

 BR 23もバック運転用にテンダーがそぎ落とされていますが、このような例は他に類を見ないものと思います。 

 

 

 

 メルクリンは1度きりの生産なので、この50型も多数のバリエーションが出ております。

 

 

 それにしても、BR 01やBR 50、BR 103のような有名どころについては、常時入手できるようにしてもらいたい気がしますね。

 

 

 2013/5/15 入線

 2014/6/6 記 2020/1/3 写真全更新、文章全面見直しの上、再録

 

 

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