DB103のKleines Modellmuseum Ep. IV

こちらでは模型鉄道以外の模型記事を書いています。模型鉄道関連は本店にお越し下さい。

京急 2100形 8両セット 入線!! (KATO 10-1309)

 はてなブログGoogle fotoの貼り付けは治りそうもないので、以前に記載した方法で写真を貼ることにしました。

 この方法は疲れるので、写真の枚数が限定されますが、仕方ないですね。

  

 

 先日入線しました。

 KATOの京浜急行2100形です。

 私の趣向とはちょっと離れてしまいますが、好きな車両なんですよね!

 

 

 東京の私鉄は数あれど、京急って何か違う感じなんですよね。

 2扉っていうのもまたいいですし。

 よく知らないのですが、京急の車は2扉車がかっこいいと思います。

 昔、1000形?に乗りましたが、オールクロスなのには驚きました。

 

 

 こちらはいかにもKATO製品といった感じで、カチッとした出来ですね!

 塗装もきれいですし。

 こちらは特別企画品?のようで、方向幕が真っ白なのは残念です。

 貼ってやればいいのでしょうが、シールって嫌いなんですよね。

 あと下回りが浮いてしまう感じがあるので、塗ってやると更に良くなりそうですが、やめておきますね。

 

 

 欲しかった車両なのですが、先日、ようやく手に入りました。

 

 大いに気に入りましたよ。

 

 

 

 

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東ドイツ国鉄 DR BR 92.2入換用蒸気機関車 214号機 (Liliput 131365)

 

 今回は東ドイツ国鉄のBR 92.2について紹介いたします。

  

 

 BR 92.2は、バーデン大公国邦有鉄道が開発した入換用機関車Xb 形です。

 

 

BR 92.2 主要諸元

 型式: D n2、バッファ間距離:10.65m、運転重量:58.2t、軸重:14.5t、飽和式二気筒、ボイラー圧:13bar、出力:500PSi、動輪径:1,262mm、速度:45km/h。

 

 

 さて、DRG BR 92形とは先従輪なしの貨物用4動軸タンク機関車(軸配置0-8-0)をさします。

 

 

 BR 92で有名なのは656輌が製造されたプロイセン王国鉄道のT13形(DRG BR 92.5-10 TRIX製品が有名)ですが、こちらはそれに比べると少数派のバーデン大公国鉄道のX b形です。

 

 

 X b形は、ますます増大しつつある列車入換の需要にこたえるため、それまで使われていた三動軸のVII a形とX a形に代わり、1907年から製造された入換用機関車でした。

 

 

 平坦線では720tの列車を毎時45キロで、20‰勾配では100tの列車を毎時35キロで牽引できました。

  

  

 1907年から1921年までの間、98輌が製造されましたが、第一次大戦の戦時賠償でベルギーやフランスに渡ったもの、あるいは1933年から廃車も始まったことから、DBには80輌、DRには2輌が継承されました。

 DRでは1955年まで、DBでは1966年まで使用されました。

 

 

 ベルギーに行った機関車(175号機)がスクラップヤードから回収され、現在はノイシュタット/ワインシュトラーセのDEGEに保存されているようですが、残念ながら補修されていないので錆だらけの姿になっているようです。

 以上、Wikipedia Badische X b より引用、参照いたしました。

 

  

 さて、私がこの機関車の存在を知ったのは比較的後のことで、Eisenbahn Journal社の"DB Dampf pur"あたりではなかったかと思います。

 ずんぐりむっくりしたスタイルで、また煙突の上に金網が乗っている面白いスタイルでした。

 

 

 しかい、かなりの形式がプラで模型化されているドイツ型とは言え、有名どころではない邦有鉄道の入換機ともなりますと、なかなか模型化されず、Modellbau-Wikiによりますと、本機については、1984年のFlugulexの高級ブラス製品が嚆矢のようです。

 

  

 その後、1996年にModell-locoのホワイトメタル-真鍮のハイブリッドキットが続き、マイナーな車種をモデル化しているLiliputが、2008年に初めてプラ製の量産品を発売しました。

 とは言うものの、ちょうどユーロの高い時期でしたし、入手することはかないませんでした。

 あきらめていたところに、某中古店にこちらが出て、思わず入手した次第です。

 

  

 上記の通り、BR 92.2は殆どがDBで運用されましたが、私が入手したのは僅か2両しかなかったDR機です。

 DB機とは鐘の有無、煙突上部の金網の有無が異なる他、差異はないように思います。

 ただしDR機の写真は見たことがありませんが。

  

 

 4軸機ですが小型の部類に属します。

 特に細密なわけではありませんが、なかなかよく出来ているように思います。

 

 

 

 

 煙突後部のパイプが折れてしまい、接着でつなぎましたが、心もとないです。

 

 

 金属製の動輪はそれほどシャープではありませんが、質感はいいと思います。

 ロッドもやや光りすぎですが、繊細で形も細かいです。

 

 

 キャブ上の汽笛?周りの部品もなかなか繊細です。

 レタリングもきれいになりました。

 

 

 ドームが配管でつながっているのはバーデン機の特徴のようで、BR 75でも同様な例が見られます。

 Liliputはつや消しの黒ですね。

 

 

 走りもスムーズで静かです。

 

 

 バタフライスクリーンも他と形状が違っています。

 キャブの形状自体もEinheitsとは違っています。

 

 

 邦有鉄道型の入換専用機であり、ほとんど紹介されたことのない機種ですが、私は結構気に入っています。

 

 

 この角度から見るとBR 92.2はオーバーハングが長いですね。

 

 

 

 2009年10月30日 入線

 

 2016/4/13 記 
 2020/3/6 写真全更新、文章修正の上、20/4/16 再録
 20205/20 Blogger用に再編集

 

 

 

 

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相変わらずだめ‥‥

写真貼り付けは相変わらずためなままですね。

詳しいことはわかりませんが、はてな掲示板によるとはてな側ではなく、Google側の問題なんだとか。

ということは、どうにもならないってことなのでしょう。
何れにしても、やる気は失せますね。
時期が悪すぎますよ。

いい加減になんとかして欲しいです。

西ドイツ国鉄 DB 電気機関車 BR 181.2 211-4号機 "LORRAINE" (ROCO 43692)

 

 

 今回は、西ドイツ国鉄(DB)が開発した二電源式電気機関車 BR 181.2を紹介したいと思います。

 

  

 BR 181.2は、フランス、ルクセンブルク乗り入れ用として作られた複電源電気機関車です。

 

    

<BR 181.2主要諸元>

 バッファ間距離:17.94m、運転重量:84t、軸重:21t、出力 3,300kW、最高速度 160km/h、カルダン駆動式

 

 

 西ドイツ国鉄DBは、フランスおよびルクセンブルク乗り入れ用の複電源機関車として、BR E 320を1960年に試作しましたが、特に最高速度を始め、満足する結果ではありませんでした。

 そこで次に開発された四電源機関車BR E 310 (後のBR 184)より、発展した二電源機関車がBR 181です。

 本車は、15 kV 16 2/3 Hz、25 kV 50 Hzでの運用が可能です。

 

 

 1966年に量産原型 BR 181.0及び181.1がそれぞれ2輌、合計4輌が製造され、広範な試験を行った後、運用に投入されました。

 そして、その結果を受け、更に大幅な改良が施された量産型 BR 181.2が、1974-75年の間、25輌製造されました。

 

 

 量産型BR 181.2は、走り装置と電気制御系が大幅に改善され、出力は同等ながら、最高速度が150から160km/hに増加しました。

 外観上の差異はエアフィルタの位置で、試作型は側面だけですが、量産型はフィルタが屋根までカーブしており、中央部に窓があります。

 

 

 BR 181.2は主にフランスやルクセンブルク行きの旅客列車に使用されましたが、ドイツ国内の運用にも就きました。

 急行やICなどの優等列車に多く用いられましたが、貨物列車も牽きました。

 

 

 長年、フランス方面の列車に使われていましたが、TGVの登場により、優等列車の運用が減りました。

 そして2015年に定期運用から撤退し、誕生から44年後の2018年に全車引退しました。

 試作機を含め、何輌か保存されています。

  なお、BR 181.2のうち、211号機は"Lorraine", 212号機 "Luxembourg", 213号機 "Saar"、214号機 "Mosel"と命名されています。

 

 以上、Wikipedia DB-Baureihe 181より引用、参照いたしました。

 

 

 それで、Modellbau-Wiki によると、HOでは、早くもLimaが1975年に試作001号機を発売しましたが、当時のLima製品だけに出来の方はあまり良くなく、本格的な模型は1977年に発売したROCOが製品です。 

 その後、1988年にTRIX、1993年にROCOの全面改訂版、2010年にL.S.Models、そして2018年にPikoから発売されました。

 

 

 こちらで紹介するのは、1993年発売のROCOの全面改定版です。 

 旧製品もそれほど悪くはありませんでしたが、塗装がよくないこと(1970~80年代のROCO製品共通欠点)、走りが悪いこと (主に85009モーターに起因)、細部がよくないことが挙げられます。

 

  

 ROCOの旧製品は持っておりませんので、詳しいことはわかりませんが、こちらの改良製品はBR E 18と同様、完全新製品というよりは、ボディは旧製品を基本にしているように感じます。

 間違っていたらすいません。

 

 

 改良製品だけあって、上記の欠点がずいぶん改善されたように感じます。

 塗装は格段に良くなりましたし、レタリングの質も向上しました。

 

 

 旧製品は、写真中央右側のフィルターの真ん中に架線切り替えスイッチの穴が空いていましたが、こちらは修正されています。 

 また、屋上配線も細く、パンタも繊細なものになりました。 

 

  

 特にイマイチだった走りは、シャーシー及び動力系が完全に一新され、新モーター (85060系)を搭載、フライホイールを採用し、大幅に改善されたました。

 

イメージ 10

 

 以前のROCOは、動力台車がプラ製でしたが、こちらは現行製品同様、ダイカスト製になっています。

  

 

 改訂版の手すりは金属製の別パーツになりました。

 こちらは取り付けておりません。

 

 

 こちらのトルコブルーはやや緑っぽいでしょうか?

 以前の製品に比べると、レタリングは相当良くなったように感じます。

 

 

 台車はヨーダンパー付きですね。

 上記のように、現在につながる標準的な動力で、静かにかつスムーズに走ります。

 牽引力も問題ないと思います。

 

 

  台車も良くなったように感じますが、正確なところはわかりません。

 

 

 この製品は発売当時、渋谷から阿佐ヶ谷に移転したチムニーで買いました。 

 先代の伊藤さんの時代です。

 当時の記録を調べたところ、20,394円とありました。 

  チムニーは国内の外国型専門店の中では良心的な価格設定で知られていますが、それでも、ずいぶん高かったのですね。 

  

 

 211-4号機は"LORRAINE"と命名されています。

 残念ながら、文字がややかすれてしまっていますね。

 名前の前はユーロのマークでしょうか?

 

 

 一番よく見る角度から。

 BR 181.2の顔は、角ばって、かつ真中がとんがっており、丸い形状が多いドイツ国鉄の電機の中では異色の顔つきです。 

 同じ角型のBR 111やBR 120とも違いますし。 

 日本人が思い浮かべる「ドイツ的」なイメージに近いかも。

 

 

 BR 181.2は、輌数こそ25両と少数派ですが、フランス-ドイツの連絡列車に使われ、パリまで乗り入れていたようです。 

 ドイツ型はもちろんのことコラーユ型などのフランス型なども良く似合います。 

 活躍期間が長いので、牽かせる種類も多いですし。 

 旅客列車は本当にいろいろ牽いたようですので、使い道が広く、皆様も所有されているのではないでしょうか? 

 

 1994年5月7日 入線


 2012/11/11 記 
 2020/4/11 写真全面更新、文章全面書き換え
 2020/5/20 Blogger用に再編集

 

 

 

 

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もうだめなんでしょうか? Googleフォト貼り付け

はてなブログGoogleフォト貼り付けですが、2度目のトラブル発生から、17日以上経過しました。

未だに復旧しません。

もうだめなんでしょうか?

 

このサービスがあるから、はてなに移転したんですが。

無料ブログの限界なんでしょうかね。

有料プランなら、こんなこともないのでしょうか?

 

いずれにしても早く復旧して欲しいです。

2回のトラブル通算でもう20日以上、Googleフォト貼り付けが出来ない状態になっているのですから。

 

 

 

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困りました……ブログ写真貼り付け

 トラブル発生から10日以上立ちますが、Googleフォト貼り付け機能は、未だに復旧しません。

 ほんと困りました。

 

 ところで皆様ご存知と思いますが、Googleフォトのリンク機能は公式にはありません。

 

 Web情報では下記の手順となります。

 

(1)Googleフォトの共有-リンクの発生 で、リンクアドレスを生成させます。

(2)しかしこのアドレスではHPやブログにはそのまま使えませんので、

  1) Google Photos

  2) フォトエンベッドメーカー

等でブログやHP用のリンクアドレスを生成させる必要があります。

 

 こうして発生させたアドレスを、はてなブログなどにHTMLで記載すればいいわけです。

 

 

 確かにこうすれば、はてなの貼付け機能が使えなくても写真を掲載できるのですが、これらには以下の問題があります。

 

1)については、写真アドレスは問題ないのですが、写真のリンク(Image Embed Code)が自動的に自分のGoogleアルバムの画面になってしまいます。

 要はブログを見た方がその写真をクリックすると、私のアルバムにリンクされてしますのです。

 これは、プライバシー上、大いに問題があります。

 そこで私は、写真に直接リンクするようにリンクアドレスを改変していましたが、ものすごく手間がかかります。

 

2)は写真のリンクも含め、問題なくアドレスが生成できますが、一日の使用枚数が限られており、30枚以上?は使用できません。

 

 また、1)、2)共に、写真1アドレスを処理するのに結構時間がかかります。

 

 その点、はてなの貼付け機能は、HTMLを使用せずに、サクサクと出来ますので、大変重宝しておりました。

 また、上記のアドレス発生は、発生アドレスが暗号になっているので、元の写真情報が消えてしまいますが、はてなの変換アドレスは、写真の名前がそのまま残るので、例えば表示サイズを変えるなど、HTMLを編集する場合、大変都合が良いのです。

 

 と言うことで、作業性が非常に高いはてなの貼付け機能の復活を切にお願いする次第です。

 

 

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西ドイツ国鉄 DB 急行用蒸気機関車 BR 03.10 1001号機 (Märklin 37915)

 
 

 今回は西ドイツ国鉄の急行用蒸気機関車 BR 03.10を紹介します。

 

 

 

 

  BR 03.10は、DRGが軸重 18tの二気筒式 急行用蒸気機関車 BR 03の後継機として、開発した急行用三気筒蒸気機関車です。

 

 

BR 03.10 主要諸元

 型式:2'C1' h3、バッファ間距離:23.905m、運転重量:104.2t、軸重:18.9t、過熱式二気筒、出力:1,375kW、ボイラー圧:16bar、最高速度:140km/h、動輪径:2000mm

 

 

 軸重20tのBR 01の後継機 BR 01.10と同じ位置づけであり、DRGでは、BR 01/03の後継機開発に際して、二気筒と三気筒を比較して、三気筒機有利と判断したようです。

 ただし、BR43/44のように実際に製作して比較することは行っておりません。

 

 

 BR 01.10と共に、登場当時は当時の流行にならって、BR 03.10には流線型カバーが取り付けられておりました。

 まさしく新生ドイツの花形機関車であり、130輌が製造される予定でしたが、おりしも勃発した第二次世界大戦により、1939年から1940年までの間に60輌だけが作られました。

 そして、流麗なカバーも保守の邪魔になるなどの理由で、下半分が取り外されたみすぼらしい姿での運用となってしまいました。

 BR 03.10は、第2次世界大戦中 1輌が戦災廃車となり、終戦後、DB に26輌、DRに19輌が引き継がれました。

 その他、9輌がPKP(ポーランド国鉄)、3輌はソ連の手に落ちたようです。

 合計が合いませんが、その他は不明です。

 

 

 さて、戦後、DBはBR 03.10を整備しました。

 その際、流線型カバーが完全に取り外され、ヴィッテデフが取り付けられました。

 煙室扉が正円ではなく、上が直線となっている(扉の上部に給水温め機があるため)ためお世辞にもかっこよくありません。

 さすがにこれは数年で通常型に変更されたようですが、同時期にボイラーとキャブをスチールブルーに塗装し、煙突と煙室を黒塗装したものも現れました。

 同様な例がBR 01.10にもありますので、当時の優等列車F-Zug用だったのかもしれません。

(余談ですが、Märklinからはこの雰囲気モデルが出ています。ただし、BR 03.10ではなく、BR 03ですが) 

 

 

 しかし程なくして、DBのBR 03.10は26輌全機が改造されました。

 それもボイラー換装、新型炭水車という大改造であり、1957~61年にかけて実施されたようです。

 私は従来、このボイラー換装は、性能向上策と思っておりましたが、Wikiを見た限りではどうも主目的は異なるようですね。

 それは、1930年代にボイラーに使用された鋼材(St 47K?)の経年劣化が著しく、爆発などのトラブルが発生したことが原因と記載されています。

 そう言われてみると、DBによりボイラーを換装したのは、古いBR 01とBR 18.5は別とすると、BR 01.10、BR 03.10、BR 05、BR 41、BR 45であり、確かに製造時期は一致します。

 しかし、BR 41は原型ボイラーのままの機種も多いですし、同時期のBR 50やBR 52は少なくともDBでボイラー換装を行った機種はありません。

 このあたり、詳しい方のご教授をいただけましたら幸いに存じます。

 

 

 フロントの感じが、いかにも戦後型のDB蒸気機関車ですね。

 

 さて、このように新しく生まれ変わったBR 03.10ですが、その終焉は存外早いものでした。

 なんと改造終了からわずか5年後の1966年9月には、全機が廃車となってしまいました。

 Umbau機の中でもBR 03.10は際立って引退が早いのですが、残念ながら理由はわかりませんでした。

 また引退時期が早かったためか、DB Umbau機は保存されませんでした。

 

 以上、Wikipedia DR-Baureihe 03.10より、引用、参照しました。

 

 

  さて、HOのBR 03.10ですが、Modellbau-Wikiによりますと、流線型のDRG原型機は古くから発売されており、一番古いのはMärklinで、1970年の発売になります。

  2線式では1981年のFleischmann製品が有名ですね。

 しかし、流線型カバーが取り外されたBR 03.10の戦後型は、WeinertやModellocoのDB Umbau機のキットしかありませんでした。

 

 

 ようやく2000年代になって、ROCOとMärklinから新製品が発売されました。

 面白いのはROCOもMärklinも別格製品としての扱いで、通常に比べるとかなり値段が高いです。

 

 

  まず2005年に、ROCOから、DBの原型ボイラー機が発売されました。

 原型ボイラーで、煙室扉が正円に改造されたものが最初にリリースされ、後に煙室扉が正円ではなく、上部に給水温め機がある原型機を模型化しているようですね。

 この姿のプラ製品はROCOしかないため、貴重な存在です。

 見た感じはすごく繊細で、また最近のスタンダードで炭水車にモーターを配置し、機関車の動輪と炭水車の全軸を駆動する方式のようです。

 

 

 この形式は持っていないので欲しいのですが、ともかく高いです。

 中古を何度か見かけましたが、個人輸入で普通のサウンド機が買えるくらいの値段で、とても手が出ませんでした。

 

 

  一方、こちらで紹介するMärklinは2010年の発売で、当初、MHIモデルとしてでした。

 上記のように、量産模型では唯一のDB Umbauバージョンとなります。

 現在の標準である、動力をギアで動輪1軸に伝え、ロッドにより動力伝達を行っていますが、ぎくしゃくしたところはありません。

 スムーズに回転します。

 

 

 サウンドも現在の標準ですが、迫力があります。

 実際に走らせてみますと、モーターやギア音が静かなので、サウンドが映えますね。

 

 

 見た感じはすごくよく似ていると思いますが、いかがでしょうか?

 開閉できる炭水車上部カバーと言い、私は十分なディテールと思います。

 このカバー、破損しやすくて、実際にはほとんど閉じたことはなかったんだとか。

 

 

 BR 03.10はDB旅客蒸機では珍しく、プレート式先輪ですが、これもまたいいですね。

 私的にはダイカストの車輪は、質感が良いので好きですね!

 

 

  材質はいつも通りで、ボイラー/テンダーがダイカスト、その他がプラですが、塗装がいいので、昔の製品のような材質による塗装の不均一感はありません。

 

 

 標記類も美しいですね。

 こちらはトップナンバー機です。

 

 

 

 弁装置周りの色もいい感じです。

 

 

 ダイカスト動輪はシャープです。

 

 

 メルクリンの半光沢塗装は、重厚感があって私は好きです。

 ただし、こうして見ると、炭水車の台車は赤く塗りたい気もしますね。

 

 

 ウインドデフレクターも透明パーツになっています。

 

 

 ドア付きキャブは高速機らしいですが、実際には大変だったでしょうね。

 

 

 うちの平坦線では牽引力は十分でした。

 ROCOのUIC-Xを10両程度牽いても問題なく快走します。 

 

 

  残念なことに、私のはかなり揺れます。

 ゴムタイヤのせいかもしれませんが、Märklinの蒸機は他のも揺れますので、そういうものなのかもしれません。

 それにしても、BR 03.10はうちの中では一番揺れる気がします。 

 もっともこの製品の他のが揺れるかどうかは、見たことがないのでわかりません。 

 

 

 カバーのついた炭水車はBR 50.40くらいですが、独特の形状でかっこいいですね!

 カバーが開閉できるのも、すごいと思います。

 ところで、このカバーはどうしてつけられたのでしょうか?

 空気抵抗を減らすため、ではないと思うのですが。  

 

 

 私のは箱なし、尻棒なしの中古で入手しました。

 MärklinのBR 03.10 DB Umbauは長年の憧れであり、偶然に入手できたのは、ほんとラッキーでした。

 

 

 2013年7月10日 入線 中古にて入手

 

 2014/8/30 記 
 2020/4/4 写真全更新、文章修正の上、再録
 20205/20 Blogger用に再編集

 
 

 

 

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