DB103のMiniature World Ep. IV

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西ドイツ国鉄 DB 電気機関車 BR 181.2 211-4号機 "LORRAINE" (ROCO 43692)

 

 

 今回は、西ドイツ国鉄(DB)が開発した二電源式電気機関車 BR 181.2を紹介したいと思います。

 

  

 BR 181.2は、フランス、ルクセンブルク乗り入れ用として作られた複電源電気機関車です。

 

    

<BR 181.2主要諸元>

 バッファ間距離:17.94m、運転重量:84t、軸重:21t、出力 3,300kW、最高速度 160km/h、カルダン駆動式

 

 

 西ドイツ国鉄DBは、フランスおよびルクセンブルク乗り入れ用の複電源機関車として、BR E 320を1960年に試作しましたが、特に最高速度を始め、満足する結果ではありませんでした。

 そこで次に開発された四電源機関車BR E 310 (後のBR 184)より、発展した二電源機関車がBR 181です。

 本車は、15 kV 16 2/3 Hz、25 kV 50 Hzでの運用が可能です。

 

 

 1966年に量産原型 BR 181.0及び181.1がそれぞれ2輌、合計4輌が製造され、広範な試験を行った後、運用に投入されました。

 そして、その結果を受け、更に大幅な改良が施された量産型 BR 181.2が、1974-75年の間、25輌製造されました。

 

 

 量産型BR 181.2は、走り装置と電気制御系が大幅に改善され、出力は同等ながら、最高速度が150から160km/hに増加しました。

 外観上の差異はエアフィルタの位置で、試作型は側面だけですが、量産型はフィルタが屋根までカーブしており、中央部に窓があります。

 

 

 BR 181.2は主にフランスやルクセンブルク行きの旅客列車に使用されましたが、ドイツ国内の運用にも就きました。

 急行やICなどの優等列車に多く用いられましたが、貨物列車も牽きました。

 

 

 長年、フランス方面の列車に使われていましたが、TGVの登場により、優等列車の運用が減りました。

 そして2015年に定期運用から撤退し、誕生から44年後の2018年に全車引退しました。

 試作機を含め、何輌か保存されています。

  なお、BR 181.2のうち、211号機は"Lorraine", 212号機 "Luxembourg", 213号機 "Saar"、214号機 "Mosel"と命名されています。

 

 以上、Wikipedia DB-Baureihe 181より引用、参照いたしました。

 

 

 それで、Modellbau-Wiki によると、HOでは、早くもLimaが1975年に試作001号機を発売しましたが、当時のLima製品だけに出来の方はあまり良くなく、本格的な模型は1977年に発売したROCOが製品です。 

 その後、1988年にTRIX、1993年にROCOの全面改訂版、2010年にL.S.Models、そして2018年にPikoから発売されました。

 

 

 こちらで紹介するのは、1993年発売のROCOの全面改定版です。 

 旧製品もそれほど悪くはありませんでしたが、塗装がよくないこと(1970~80年代のROCO製品共通欠点)、走りが悪いこと (主に85009モーターに起因)、細部がよくないことが挙げられます。

 

  

 ROCOの旧製品は持っておりませんので、詳しいことはわかりませんが、こちらの改良製品はBR E 18と同様、完全新製品というよりは、ボディは旧製品を基本にしているように感じます。

 間違っていたらすいません。

 

 

 改良製品だけあって、上記の欠点がずいぶん改善されたように感じます。

 塗装は格段に良くなりましたし、レタリングの質も向上しました。

 

 

 旧製品は、写真中央右側のフィルターの真ん中に架線切り替えスイッチの穴が空いていましたが、こちらは修正されています。 

 また、屋上配線も細く、パンタも繊細なものになりました。 

 

  

 特にイマイチだった走りは、シャーシー及び動力系が完全に一新され、新モーター (85060系)を搭載、フライホイールを採用し、大幅に改善されたました。

 

イメージ 10

 

 以前のROCOは、動力台車がプラ製でしたが、こちらは現行製品同様、ダイカスト製になっています。

  

 

 改訂版の手すりは金属製の別パーツになりました。

 こちらは取り付けておりません。

 

 

 こちらのトルコブルーはやや緑っぽいでしょうか?

 以前の製品に比べると、レタリングは相当良くなったように感じます。

 

 

 台車はヨーダンパー付きですね。

 上記のように、現在につながる標準的な動力で、静かにかつスムーズに走ります。

 牽引力も問題ないと思います。

 

 

  台車も良くなったように感じますが、正確なところはわかりません。

 

 

 この製品は発売当時、渋谷から阿佐ヶ谷に移転したチムニーで買いました。 

 先代の伊藤さんの時代です。

 当時の記録を調べたところ、20,394円とありました。 

  チムニーは国内の外国型専門店の中では良心的な価格設定で知られていますが、それでも、ずいぶん高かったのですね。 

  

 

 211-4号機は"LORRAINE"と命名されています。

 残念ながら、文字がややかすれてしまっていますね。

 名前の前はユーロのマークでしょうか?

 

 

 一番よく見る角度から。

 BR 181.2の顔は、角ばって、かつ真中がとんがっており、丸い形状が多いドイツ国鉄の電機の中では異色の顔つきです。 

 同じ角型のBR 111やBR 120とも違いますし。 

 日本人が思い浮かべる「ドイツ的」なイメージに近いかも。

 

 

 BR 181.2は、輌数こそ25両と少数派ですが、フランス-ドイツの連絡列車に使われ、パリまで乗り入れていたようです。 

 ドイツ型はもちろんのことコラーユ型などのフランス型なども良く似合います。 

 活躍期間が長いので、牽かせる種類も多いですし。 

 旅客列車は本当にいろいろ牽いたようですので、使い道が広く、皆様も所有されているのではないでしょうか? 

 

 1994年5月7日 入線


 2012/11/11 記 
 2020/4/11 写真全面更新、文章全面書き換え
 2020/5/20 Blogger用に再編集

 

 

 

 

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